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中古のクラシック音楽のレコード(二枚)を入手しました(2) [音楽を聴いている]

(この記事は前の記事からの続きとなります。興味のある方は「中古のクラシック音楽のレコード(二枚)を入手しました(1)」→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2024-01-11からご覧ください)

そして、もう一枚の中古レコードは、フランス人ピアニスト、ミシェル・ベロフ(Michel Béroff 1950年~)が20代、1976年に録音した「バルトーク作品集」です。このLPは私が高校時代、クラシック音楽に夢中になっていた時に、レコード購入にあたって参考にしていた諸井誠著「ピアノ名曲名盤100」(音楽之友社)で紹介されていて、当時、入手したいと思っていたレコードでした。今回、店頭で見つけたときには、何とも懐かしくて、思わず購入してしまったという訳です。

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こちらが私が入手した中古レコード(国内盤)。リヒテル同様、価格は500円(税抜き)でした。

このレコードには「ピアノソナタ」「戸外にて」「6つのルーマニア民族舞曲」「15のハンガリー農民歌」「6つのブルガリア舞曲」が収められているのですが、何といっても聴きどころは1926年に作曲された「ピアノソナタ」「戸外にて」です。バルトーク(Bartók Béla 1881~1945年)の作曲時から50年後に、若きベロフがこれらを「古典」として捉え、知的なアプローチを試みた、ある意味、エポックメーキングなレコードと言えると思います。

こうして、このレコードが出てから50年近く経った今になって聴いた訳ですが、聴いてみて、演奏が全く古臭く感じられず、その輝きが失われていないことに驚かされました。そして、これまで私はバルトークの熱心な聴き手ではなかったのですが、改めて、その音楽の魅力に気づく結果となりました。

こうして、安価で入手した中古のクラシック音楽のレコードですが、私にとっては大切な宝物となりました。また、機会を見つけて中古レコードを探しに行こうなどと思った次第です。


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