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今年も自宅前の道端にハナニラの花が咲きました [考えている]

毎年春になると自宅前の道路端にハナニラの花が咲くのですが、今年も10日程前に一輪ながら可憐な花を咲かせました。私にとって、ハナニラは春の訪れを知らせる花です。そして5年前に私が難病である多発性筋炎を患い入院することになった時に、けなげに咲いているのを見つけたことを思い出します。

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こちらが今年自宅前の道端で咲いたハナニラ

以前、ハナニラについて私が書いた記事はこちらとなります
「今日から入院することとなりました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2016-03-24
「今月で55歳になりました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2017-02-27

ハナニラはネギ亜科ハナニラ属に属する多年草。 イフェイオン、ベツレヘムの星とも呼ばれる。 原産地はアルゼンチン(以上「Wikipedia」の解説文からの引用です)

とのことで花言葉は「悲しい別れ」「耐える愛」などといった、ちょっと寂しいものとなっています。ハナニラの花はどこか憂いを帯びていて、儚げなところからそうした花言葉が付いたものと考えられています。こうしてハナニラのことを調べているうちに「誕生花」というものがあることを(今更ながら)知りました。ハナニラですと、ちょうど一週間後の3月26日の誕生花、この日は姉の誕生日です。

そして、自分の誕生花が何なのかとても気になって調べてみると、なんと菜の花でした。花言葉は「快活な愛」「豊かな財力」という、あまり私にはこれまで縁がないながらも、とてもありがたいものでした(苦笑)。菜の花というと、私はいつも亡き父のことを思い出します。父は10年前の3月27日に病気で亡くなりましたが、ちょうどその時期、九州の実家近くでは菜の花が満開で、とても美しく咲いていたのです。葬儀場や火葬場までの道すがら、見事な菜の花畑が父を見送ってくれたことを今でも鮮明に覚えています。こうしたこともあって、母にとっても菜の花は特別な想いがあるようで、菜の花畑を見るたびに「おとうさんのことを思い出すわ」と言います。そんな私たちにとって特別な花が、実は私の誕生花だったことを知り、少し嬉しくなりました。

以前、菜の花について私が書いた記事はこちら
「父が他界しました(2)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2011-04-08
「この10連休はひたすら家の片づけをしました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-05-07-1
「久しぶりに九州の実家に帰省しました(2)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-03-11

今年は父が亡くなって10年、私が大病を患ってから5年という節目の年となります。コロナ禍の中、なんとも味気ない毎日を送っていますが、関係なく時は過ぎ、そして私は年老いていきます。毎日をもっと大切にしなくてはと改めて思った次第です。


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