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ジャズピアノを習い始めました(4)  [楽器を練習している]

少し前の話になりますが、7月3日の土曜日に三回目のレッスンを受けました。前回、先生から与えられた曲「When You Wish upon a Star(星に願いを)」を譜面通りに弾けるようになっていることを確認した上で、今度はこれまで習った「サブ・ディビジョン」「シンコペーション」、そして今回習った「装飾音」を使って、自分なりにアレンジを加えるよう練習することとなりました。また、曲の終わりに、左手でコードをアルペジオで弾いたうえで、さらに右手でのアルペジオを加えて、エンディングにする方法も教わりました。うーん、これは格好いいですね。演奏がグッとそれっぽくなります。また、ピアノのペタル(サスティニングペダル)も使ってみて下さいとのこと。なんだか一気にステップアップしているような気がします。やることが多くなり、ちょっと大変ですが、とても楽しみです。

また、これまで弾いていた「On the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)」「Fly Me to the Moon」については自分なりに「サブ・ディビジョン」「シンコペーション」を加えた演奏を先生に見て頂きました。これらの曲も、今度は装飾音等も加えながら、更に練習することとなったのですが、先生に新たに教えて頂いたのが「ベイシー・エンディング」です、これはビッグバンドで活躍したカウント・ベイシーがよく使ったエンディングでして、とてもジャズっぽく、そして印象的なものです。このエンディングをこれらの曲の最後に使ってみて下さいとのこと。いやあ、気分が上がりますね。嬉しいです。

また「Cycle of 5th(五度圏)」に慣れるようにとハノンに似た音階練習は少し音型を変え続けて練習することとなり、FそしてEから始まる様々なコードを続けて弾く練習も継続です。そして今後は右手で長三音をドレミから続けて押えていくレッスンも始めることとなりました。やることことが多くなってきて、少し焦ります。

と言いながらも、私は、今のところ、とても楽しくジャズ・ピアノを練習しています。こんな名曲を自分の手で、好きにアレンジしながら弾くことが楽しくてなりません。明日のレッスンで、今度はどのようなことを教えて頂けるのか、今から楽しみにしています。しかし、この二週間の間、少し練習が足りなかった気もします。明日のレッスンがちょっと不安です。(°O゜)☆\(^^;) バキ!


こちらはYoutubeにアップされている「Keith Jarrett Trio - When You Wish Upon a Star」。1986年10月26日の東京、昭和女子大学人見記念講堂でのライブ演奏です。私にも、こんなふうに弾ける日が来るのでしょうか(さすがに無理なような気もしますが…)。今はこれを夢見て練習あるのみです。


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ジャズピアノを習い始めました(3)  [楽器を練習している]

先週の日曜日に二回目のレッスンを受けました。これまで先生から与えられた曲(「On the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)」「Fly Me to the Moon」)を譜面通りに、左手でコード、右手でメロディラインを弾く練習を重ね、一通りは弾けるようになっていることを確認した上で、少しジャズっぽくなるよう、リズムを変える方法を習いました。

1つ目が「サブ・ディビジョン」です。これは副次的な拍の分割ということのようです。まずは譜面上、一部の4分音符の音を一旦、同じ音の8分音符2つにした上で、更に(その2つの音の)強弱とリズムを変えながら演奏してみます。「タッタタッタタッタ」といった感じにするだけで、不思議と曲が生き生きとしてきます。

そして2つ目が「シンコペーション」です。今回、私が学んだのは弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結んで演奏する方法(俗語で「食う」と言うようです)でして、これにより、なんともウキウキした感じというか、いかにもジャズっぽいリズム感溢れたものとなります。

今回、私が学んだのは、ジャズらしく曲のリズムを変える技法(の序の序)といったところでしょうが、初めての経験だけに本当に面白く、そして楽しいものでした。また「Cycle of 5th(五度圏)」に慣れるようにとハノンに似た音階練習、また、FそしてEから始まる様々なコードを続けて弾く練習を習いました。

更にもう一曲「When You Wish upon a Star(星に願いを)」の譜面を貰い、こちらは、まずは譜面通りに弾けるよう練習しているところです。

こうして私は、今のところ、とても楽しくジャズ・ピアノを学んでいます。このような名曲を自分の手で弾くこと自体が楽しくてなりません。次のレッスンで、今度はどのようなことを教えて頂けるのか、今から楽しみにしています。あっ、その前に、毎日、きちんと練習しなきゃ。(°O゜)☆\(^^;) バキ!


こちらはYoutubeにアップされているDizzy GillespieやSonny Stitt等による「On the Sunny Side of the Street」。素晴らしい演奏です。


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ジャズピアノを習い始めました(2) [楽器を練習している]

6月に入ってから、ジャズピアノを習い始めたことを書きましたが、ほぼ毎日、30分から一時間程度、自宅でピアノの練習をしています。前にも書きましたが、今は先生から貰った曲(2曲)の譜面を見ながら右手でメロディを、そして左手で指定されたコードを弾き、コード記号を見ただけで自然に左手で和音を押えられるようになるよう、何べんも繰り返したり、ゆっくり弾いてみたりしながら、コード(様々なセブンスコードやsus4)を覚えている最中です。

私にとって、コードネームの事を知るのはほぼ初めての体験なのですが、これって本当に便利というか、人類の知恵の産物というか、とにかく面白いものです。コードネームの書法さえ心得ておけば、コードネームを見れば指定された和音を押えることができます。ヘ音記号の五線譜で指示された和音を見て押えるより、慣れてしまえばこちらの方が遥かに楽ですし、和音の成り立ちを直感的に理解することができます。

本当に恥ずかしい話ながら、私はこれまで50年近く、コードネームはギターを弾く時の弦の押え方を指示する記号にすぎないと勝手に勘違いしていました。ちょっと考えてみればわかるはずなのに、それ以上深く考えていなかったという訳です。もし私が中学生、高校生くらいの時にコードネームのことをきちんと知って、かつピアノでその練習をしていれば、私の音楽人生はもしかしたら、今とは全然、違ったものになっていたかもしれない等と思ってみたりしたりします(まさに老人の夢想ですな)。そういえば、中学生の時にT君が、同級生たちが作ったロックバンドで楽しそうにキーボードを弾いていたことを思い出します。当時、私は五線譜に書かれていた音を弾くことしか考えられなかったので、彼がどうして、ああいう風に楽しく自由に弾けるのか、ただただ(彼の才能を)羨ましがるだけだったのです。

当時はなんとも苦い思い出だったのですが、今、こうして、その秘密が明らかになり、単なる自身の思い込みと理解不足、勉強不足によるものだったことが分かり、この思い出は、これまでとはまた違った新たな苦みを加えることとなりました(汗)。

そんなことを思い出しながら、私は今、ピアノを練習しています。自分で楽しむためだけなので何とも気楽なものですが、これから私の音楽観というか感じ方がどのように拡がっていくのか、本当にワクワクしているところです。最後にWikipediaの「和音」の解説文のにおける「非和声音」についての解説を、ここに転載して、この記事を終えたいと思います。この文章は、「音楽」とはどういうものなのかを説明している、一つの素晴らしい答えだと思ったからです。

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非和声音
和音と和音を連結して和声を形成する過程で、ある和音が響いているときに、その和音の構成音以外の音が鳴らされるとき、これらの音を非和声音、和声外音などと呼ぶ。非和声音は、解決を必要とする等、和音の連結や音楽の時間的経過といった要素を無視できないため、あくまで「和声」のなかから生まれるものであり、時間の経過や連結を無視した単一の和音に、元の和音の構成音以外の音を新たに加えても、別種の新たな和音(不協和音など特殊な和音を含む)になるだけなので「非和声音」とはいえない。
和音にない音が鳴らされると、より心地よく豊かな響きが得られたり、より張りつめた緊張感のある響きや、さらにひどいと刺激的で不快な響きが得られる。不思議ではあるが、非和声音を含む和音は、それがまったく同じ和音であっても、豊かに響いたり刺激的に響いたりと、相反する効果が得られることがある。それがどのように響くのかは、その和音の前または後ろに、どんな和音が置かれているかによる。作曲家や編曲家は、どんな和音(あるいは非和声音)をどう配置するとどんな響きが得られるか十分に習得していて、もっとも効果的な非和声音の使い方をする。たとえば、非和声音による濁りが耳に快く、また、旋律が和音の縛りから解放されれば、メロディの自由な動きが可能になる。音楽は緊張と弛緩とを巧みに織り交ぜることで表現をする芸術であるので、たとえば、非和声音による響きが耳につく刺激的なものであれば、それと対照的な安定して澄んだ響きの和音とつなげることで音楽的な面白さを表現することができる。これは、協和音と不協和音とをいかに扱うかと同じである。また、旋律に和音を付ける立場からすると、もし非和声音がなければ、旋律の一音一音に異なる和音を付けることになりかねず、和音進行が縛られるだけでなく非常に煩雑となってしまうが、いくつかの音を非和声音として扱うことによって、和音進行が柔軟になり、またゆったり動かすことができるようになる。
(以上、Wikipediaにおける「和音」の解説における「非和声音」解説文からの引用です)
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ね、素敵な解説だと思いませんか?

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こちらはピアノコードの一覧表。コードネームの仕組みというか記号の意味さえ分かっていれば、このような表(というか丸暗記)は必要ありません。とりあえず今は、コードネームを見て、直感的に左手で指定された和音を押えられるよう、ただただ練習するだけです。


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ジャズピアノを習い始めました(1) [楽器を練習している]

ひょんなことから、還暦間近にしてジャズピアノを習い始めることなりました。きっかけは、家内が、義父母が今年二月に引越した高齢者向け賃貸マンション周辺に何があるかインターネットで調べていたところ、偶然、ジャズピアノの個人レッスンをしている先生が近くにいることが分かり、私に教えてくれたことでした。

前にも書いたかもしれませんが、私の母がピアノの先生(クラシック音楽)をしていたこともあって、私も小学校4年くらいまでは母のもとでピアノをやらされていました。当時はそれが嫌で嫌で堪らず、何とかピアノ(というか母のレッスン)から逃げようと、(外部の先生について)フルートを習い始め(たしか高校2年生くらいまで続けました)、何とかピアノからは縁を切ることができました。

とはいえ、私はピアノ自体が嫌いだったわけではまったくなく、中学位から夢中になった音楽鑑賞ではクラシック音楽やジャズでは、ピアノ音楽を中心に聴いていましたし、家にグランドピアノがあったこともあり、時々、譜面を取り出しては適当に弾いてみたりしていました。そして、いつか何か楽器を練習して、また楽しんでみたいと何となく思いながら、これまで無為に歳を重ねてきました。

先日、母の住む九州の実家に帰省した時に古楽器工房を訪れ、「サルタリー」と呼ばれる、(木箱に複数の弦が張られただけの)とてもシンプルな楽器の製作をお願いしたのですが、今後、この楽器を楽しむにあたり、何かベースとなる音楽理論というか技能を磨いておいた方が良いのではと考えていました。そんな折に、こうして家内からジャズピアノ教室のことを聞き「これだっ!」と飛びついたという訳です。

九州の実家に帰省した時に古楽器工房を訪れ、「サルタリー(psaltery)」の製作をお願いした時の記事はこちらです。
「先週の月曜日から金曜日まで、九州の実家に帰省しました(2)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2021-04-16
「先週の月曜日から金曜日まで、九州の実家に帰省しました(5)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2021-04-22

そして、先月の中旬に先生の自宅に伺い無料体験レッスンを受け、とても感じの良い、信頼できそうな先生(バークリー音楽大学卒の、40歳くらいの男性の先生です)だったこともあり、習うことを即決、先週の土曜日に最初のレッスンを受けました。今は何曲か譜面をもらい、それらの曲を弾きながらコードを覚え、まずは第一段階として、どのコードも見ただけで無意識に左手で押えることができるようなるべく、スケールも弾きながら練習しているところです。

「ピアノの練習って、こんなに楽しかったっけ?」というのが、今の正直な気持ちです。コードさえ左手で押えられれば、なんとか曲が弾ける(といっても、人に聴かせられるようなレベルではまったくありませんが)というところが良いです。これって考えてみればすごいことですよね。本当に楽しいです。

自宅での練習には、以前、姉(姉は母からの厳しいピアノレッスンに耐え、東京芸大ピアノ科を卒業しました)から貰いロフトにしまいっぱなしになっていた、61鍵の安価なYAMAHAのキーボード「piaggero NP-11」を引っ張り出して使っています。実は、趣味でヴァイオリンを弾く次女の部屋には、同じくYAMAHAの88鍵の本格的な電子ピアノ「Clavinova CLP-950」(20年ほど前に母が孫たちにと買ってくれたものですが、これまで一度、鍵盤を交換したくらいで、今でもまったく問題なく使えます)があるのですが、さすがに年頃の娘の部屋で、一人勝手に練習する訳にもいかないので、こちらの「piaggero NP-11」で練習しています。とはいえ安価な機種ながらピアノタッチなので、今のところはこれで十分です。

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こちらが普段練習に使っているYAMAHA「piaggero NP-11」。姉から一緒に貰ったキーボードスタンドの上に載せて使っています。補助ペタルは別途、購入しました。ロフトから引っ張り出して、電源を繋いだ当初は音が出ないキーもあったのですが、いつのまにか音が出るようになりました(汗)。

また、いつでも手軽にコードの練習できるよう、CASIOの44鍵のミニキーボード「SA-76」も、ネットオークションで安価(送料込みで4,500円程度)で、ほぼ未使用品のものを落札して入手して、(乾電池でも動作するので)夜中など、ベッドの上で使って(というか、遊んで)います。

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そして、こちらがCASIOの44鍵のミニキーボード「SA-76」。まあ、おもちゃのようなキーボードですが、コードの練習をするためでしたら、これで十分です。

そして、さすがに先生のレッスンだけでは、ジャズの理論というか、コードのことなど、よく分からないことが多いので、ネットで良いと勧められていた中島久恵著「モダンジャズピアノレッスン(1)」(ドレミ楽譜出版社 既に絶版になっています)を中古本でゲット、参考書代わりに使っています。

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中島久恵著「モダンジャズピアノレッスン(1)」(ドレミ楽譜出版社)。続編となる「モダンジャズピアノレッスン(2)」も絶版でして、これも中古本がネットで安価で売られていたので、とりあえず入手はしましたが(こちらは新品同様でした)、いつ、この本を開くようにまで上達するのかは、まったく不明です(汗)。

こうして、私のジャズピアノのレッスンは始まりました。こうなってみると、幼い時にピアノを少しでもかじっておいて本当に良かったです。母に感謝しなくてはなりません。そして、当面の私の夢は3~5年後くらいまでに、自分で簡単なアドリブを付けて楽しむ程度まで、ジャズピアノを弾けるようになることです。とにかく、これから、ずっと楽しくジャズピアノを続けられることを願っています。


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