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「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」という古いレコードのこと [音楽を聴いている]

前の記事でも書きましたが、先週の金曜日から今週の月曜日まで、私は九州、大分の実家に帰省しました。いつも実家では、コレクションしたレコードを聴くのを楽しみにしています。今回も色々とレコードを聴いたのですが、いくら探しても聴こうと思っていた、35年以上前、私がまだ高校生か大学生の頃に買ったレコード「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」(邦題は「スーパー・ギター・トリオ/ライヴ!」)が見つかりません。結局、この時は聴くのを諦めてしまったのですが、横浜に帰ってからインターネット音楽配信サービス「Spotify」で検索して、運よく見つけることができました。

この「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」(1981年)は三人の人気ギタリスト、アル・ディ・メオラ(Al Di Meola 1954年~)、ジョン・マクラフリン(John McLaughlin 1942年~)そしてパコ・デ・ルシア(Paco de Lucía 1947~2014年)の、アコースティックギターによる、その名の通りのサンフランシスコでのライブアルバムです。

何といっても最初の曲である「Mediterranean Sundance(地中海の舞踏)」の演奏が圧巻でして、当時、この曲ばかり聴いていた記憶があります。圧倒的なギターテクニック、そして情熱的で心躍らされる曲、そして観客の熱狂ぶり(それも曲が進むにつれて盛り上がっています)と、ライブの良いところを全て凝縮したような録音です。

こうして、私は35年ぶりに、懐かしく、そして素晴らしい曲と演奏に再び触れることができました。いやあ、今聴いても、心が高揚してきます。本当にすごいなあと感心することしきりです。


こちらはYoutubeにアップされているアル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリンそしてパコ・デ・ルシアによる「Mediterranean Sundance」の動画(レコードとは別録音)。


そして、こちらがYoutubeにアップされている「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」の「Mediterranean Sundance」。動画ではありませんが、演奏はこちらの方が良いです。


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久しぶりに九州の実家に帰省しました(3) [旅をしている]

九州、大分の実家に帰省している間は、近くのスーパーで買ってきた刺身やお惣菜、そして常夜鍋や山香牛のヒレステーキなど、地元ならではの食と地酒を楽しみました。その中でも、特に美味しく頂いたのが「かぼすブリ」です。

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こちらが「The・おおいた」HPの記事「養殖ブリ・かぼすブリ」(→https://theoita.com/sanpinintro/1814/)にアップされている写真。見事なブリです。

かぼすブリは 大分産かぼすを餌に混ぜて育てた養殖ブリでして、驚くべきことに、そのお刺身はスーパー等では、天然ものよりもはるかに高い値段で売られています。かぼすを食べて育ったブリは、さっぱりとしていてくどくなく、食べやすいのが特徴でして、また鮮度も長く保たれることから、フレッシュな食感を楽しむことができます。出荷時期は限定されていて、11月~3月まで。今回はなんとか間に合いました。上品でおいしいお刺身でした。

お刺身を食べながら日本酒を飲むのは、私にとって至福の時となるのですが、前回、昨年9月に帰省した時に買っておいた大分佐伯の大地酒造の特別純米酒「花笑み」を頂きました。大地酒造は1885(明治18)年創業の老舗の酒蔵なのですが、跡継ぎがおらず困っていたところ、地元で酒店を営んでいた池田敬氏が是非引き継がせてほしいと頼み込み、その弟である、大分県内の二つの蔵で11年間、酒造りを学んだ弟の池田司氏が杜氏となり、兄弟で酒造りを始めました。そして大分県で一番新しい地酒のブランドとなる「花笑み」を販売したとのこと。

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こちらが大地酒造「花笑み」特別純米

私は今回、初めて、このお酒(特別純米)を頂いたのですが、すっきりとしながらも、趣のある味わいがとても印象的でした。食中酒としてちょうど良い案配というか、まさしく最適なお酒なのではないでしょうか?これは美味しいお酒です。一口飲んだだけで私はすっかりファンになりました。また一つ、浜嶋酒造の「鷹来屋」と並ぶ、大好きな大分の地酒が増えました。嬉しかったです。

月曜日になり、この三泊四日の里帰りも、もう終わりです。朝10時に近くのスーパーに母と行き、家族へのお土産にと、母に山香牛のステーキ用のヒレ肉を買ってもらい(汗)、実家に母を送るとまだ11時、羽田行きの飛行機は午後1時過ぎですので、まだ時間はたっぷりあります。私は思い切って別府に向かうことにしました。実は土曜日に別府のリサイクルショップに母と立ち寄った時に見つけた男物のバックがずっと気になっていたのです。それはCOACHのショルダーバックでして、新品同様(販売用のタグが付きっぱなし、鞄の中にはブランドの証明書もそのまま入っていて、使用された痕跡がまったくありません)のもので、1万2千円足らずの値段で売られていました。私はどうしても、そのバックのことが忘れられず、大分空港とは反対となる別府まで車を走らせたという訳なのです。行ってみると、まだ、お目当てのバックは売れずに商品棚に置かれています。どうしようか、本当に悩んだのですが、私の58歳の誕生日の、自分へのお祝いにと(恥ずかしながら、私はこういう都合の良い理屈だけは、幾らでも浮かべることができるのです)衝動買いし、慌てて大分空港へ向かいました。

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こちらが、今回、私が衝動買いしたCOACHのショルダーバック(型番F38741)。非常に質の良い本革がところどころに使われており、ブランドバックならではの高級感があります。

後で調べてみると、このCOACHのショルダーバックは正規の価格は8万2千円、ネットで売られている格安のアウトレット品が2万6千円程(これもかなり安いですけどね)でしたので、どうも賢い買い物ができたようです。ちょうどA4サイズの書類が収まる大きさでして、今年になって、私はこの大きさのバックを探していたところなので、ちょうど良かったです。「やったね」と思わずひとりごちました。

大分空港では、出発ロビーの売店で(いつものお約束の)辛子高菜と共に、北九州八幡の「かば田」の辛子明太子も購入(この「かば田」の辛子明太子について、以前書いた記事はこちらとなります。是非読んでみてください→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-01-13、私はホクホクしながら横浜の自宅へと急ぎました。

今回は久しぶりの帰省でしたが、それなりに充実した旅となりました。田舎で独り住まいをしている老齢の母のこともあるので、これからは、もっと頻繁に実家に帰ることにしようと決意を新たにした次第です。

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相模湾と伊豆半島上空、帰りの羽田行きの飛行機の機内から望む富士山。見ているだけで何故か心が落ち着きます。新型肺炎等、こういう大変な時だからこそ、心の平穏というか、平常心が大切だと改めて感じました。


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