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明日から私も自宅からのテレワークとなります [考えている]

コロナウィルスによる脅威が続く中、今日(30日)に会社に出社し、関係者と協議した結果、明日からとりあえず4月12日まで、私も自宅からのテレワークとすることにしました。次女は大手百貨店に総合職で勤めている関係上、テレワークは叶いませんが、ゲーム業界に就職し、独立して独り住まいをしていた長女は既にテレワークに入っています。その長女は、この週末からパソコンと着替えを持って、こちらに帰省してきました。当分は横浜、港北区の自宅で、久しぶりに家族四人揃っての生活となります。

この週末、土曜日の午前中に、当分の籠城生活にも困らないよう、足りない食料品など、必要最小限のものの買い出しに出かけました。その際に家内は、前々から長女が欲しがっていた任天堂Switch用のゲームソフト「動物の森」とSwitch本体を購入しました(もちろん、購入代金は長女持ち)。実は自宅には既にSwitch本体はあるのですが、今回の「動物の森」はゲームのセーブデータが本体にひもつくことから、将来、長女が将来、下宿先に戻ってゲームを楽しむためには、別途、ゲーム機本体が必要となるとのこと。ちょうど家内が新横浜の大型家電量販店に問い合わせたところ、ちょうど本体も入荷したばかりとのことで、慌ててこちらも購入したという訳です。

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こちらが今回、長女に代わって家内が購入した任天堂Switch用のゲームソフト「動物の森」パッケージ版

家族全員が眺める中、長女はさっそく自分の新しいSwitchをテレビに繋げて「動物の森」を楽しみはじめたのですが、観ているだけでも楽しいですね。このゲームは皆さんご存じの通り、

どうぶつたちが暮らす村にプレイヤーが移り住み、住人たちとの交流などを通してほのぼのとした生活を送ることができる。(以上「Wikipedia」解説文からの引用です)

もので、特に何か大きな目的があるわけではなく、ただただ架空の世界でのスローライフを楽しむ内容となっています。何というか(今の殺伐とした世相の中で)ヒットするのも分かるような気がします。当分の間は彼女は仕事の後などに、このゲームを楽しむことになるのでしょう。私も20代のころに「ドラゴンクエスト3」にそれこそ昼夜を問わずハマったことを思い出します。今の私には、こうした時間の使い方はできなくなりましたが、だからといって彼女の時間の過ごし方をとやかく言うつもりはありません。こういう経験も、いつか人生の糧になることが分かっているからです。彼女の人生は彼女の人生ですから、自分で楽しんで自分で育ててくれればと思っています。彼女ももう大人です。私はただ見守るだけです。

さて、明日から私もテレワークに突入です。(私の場合)差し迫った仕事がある訳ではありませんが、せっかくの機会ですから充実したものとしたいと思います。これから私がどう、在宅勤務を行ったか、折を見て報告したいと思っています。

(2020年4月3日追記)
結局、家内も「動物の森」パッケージ版を次女と共同で購入しました。これで長女の島を訪れたりといったことができるようです。家内と娘たちとが仲良くしてくれるのであれば、私的には何も文句はありません。しかし、面白そうだなぁ…



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自室で「食の味、人生の味 辻嘉一・小野正吉」を読み終えました [本を読んでいる]

週末の日曜日の午後、自室で「食の味、人生の味 辻嘉一・小野正吉」(柴田書店)を読み終えました。この本は先日、自宅最寄り駅近くの古本屋「Tweed Books」で見つけ、気になって購入したものです。

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「食の味、人生の味 辻嘉一・小野正吉」(柴田書店)

辻嘉一(つじ かいち 1907~1988年)は京都の懐石料理屋「辻留」の二代目となる料理人、そして小野正吉(おの まさきち 1918年~1997年)はホテルオークラ東京初代総料理長であり、「フランス料理の鬼」と呼ばれた料理人です。昭和57年6月から7月にかけて合計4回行われた対談が収められていて、フランス料理と日本料理を代表する二人の職人の忌憚のない豊富な知識と経験に裏付けられた対話が興味深いです。八年ほど前に、平松洋子著「旬の味、だしの味」を読んで以来(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2012-05-07、久しぶりの料理に関する本となりました。

私は、道を究めた職人が語る話に、とても興味があります。そのうえ料理人となれば、話題が料理に関することになりますので、私のような素人でも、なんとなく想像できるというか、いくばくかは理解することもできますし、とても勉強にもなります。今回、読了したこの本も、そういった点でとても面白く、夢中になって読みました。

「日本は湿気の文化やと思いますな。」(辻嘉一)
「(お皿は)何枚も持つと料理が安っぽくなる。だから一人で二枚持っちゃいけないんです。」(小野正吉)

等々、思わず納得してしまう話ばかりです。今後とも機会を見つけて、こうした本を読んでみようと思った次第です。とても貴重な読書体験を得ることができました。


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平日に休みをとって、伊豆高原の方までドライブをしました [車に乗っている]

今週の水曜日(25日)にお休みをとって、家内と二人、伊豆高原の方までドライブをしました。ちょうど22日に(横浜港北ジャンクション)から東名高速(横浜青葉ジャンクション)を結ぶ横浜北西線(横浜北線~東名高速)が開通、横浜市港北区の自宅近くの高速出入口(「馬場出入口」)からそのまま東名高速に乗れるようになり、家内が是非、一度乗ってみたいと言い出し、それならばと、こうしてドライブをすることとなりました。

さっそく午前中に自宅を出発、馬場出入口から横浜北西線に乗ると10分もかからずに横浜青葉JCTから、東名高速に入ることが出来ました。これは本当に速くて便利です。「すごいすごいっ」と家内と喜び合いながら、目的地の伊豆高原の方に車を走らせました。

ちょうど天気にも恵まれ、西湘バイパス、国道135号線から見える富士山や相模湾が本当に美しいです。平日にもかからわず車の量が多かったのですが、それでも1時間半足らずで静岡県伊東市に着きました。二人で遅めの昼食を済ませ(食べログお勧めの海鮮料理屋だったのですが、これは残念ながら失敗でした…)、喫茶店でコーヒーを楽しんだりしながら伊豆高原の方に向かいます。当初は伊豆高原の桜並木を散策しようと考えていたのですが、まだ殆ど開花していなかったのでこれを諦め、約40000㎡の広大な敷地に約40種類・1500本の桜が植えられているという、大室山近くの「さくらの里」の方に行ってみました。こちらは多くの桜が6分、7分咲きとなっていて、とても美しい景色となっています。さっそく車を停め、敷地内を散策してみることにしました。

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伊東市「さくらの里」の様子。後ろに見えるのは大室山です。

もう4時近くになっていたのですが、それでも天気が良く、青空の下、多くの桜が咲いています。平日ということもあり、人も少なく、二人で桜の写真を撮ったりしながら、のんびりと過ごしました。こうして桜を本格的に鑑賞するのは、今日が初めてです。(桜を見ていると)花と枝が重なり合って、見事な遠近法となっています。本当に美しいです。

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「さくらの里」に咲いている桜の様子。ちょうど天気も良く、背景の青空の下、桜が美しく映えています。

小一時間程「さくらの里」に滞在した後、車に乗って帰路につきました。渋滞に捕まりながらも午後7時過ぎには自宅に到着しました。こうして私たちのワンデイドライブは終わりました。帰りの車内で、都内のコロナウィルスの感染者が一日当たりとしては、初めて40名を超えたことをラジオで知りました。「多分、今日が最後のチャンスだったね」と家内と話し合った次第です。こうして私たちは春のうららかな一日を楽しみました。


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最近読んだ文芸書以外の本について [本を読んでいる]

前の記事で、四か月ぶりに小説(小川洋子著「小箱」)を読んだことを書きましたが、その間、私はまったく本を読まなかった訳ではなく、ビジネス書といった実用書の類の本を読んでいました。今回は最近読んだ二冊のこうした本を紹介したいと思います。

これまで、私のブログを読んでくださっていた方ならお分かりになって頂けるかと思いますが、私はどうしても必要な時以外、こうした実用書を読むことはありません。では、何故、今回読んだかというと、職場の先輩に勧められたからです(苦笑)。私は気が強い方ではないので、先輩がわざわざ、私の部屋までやってきて「これは面白かったから、もし良かったら読んでみたら」と、百パーセントの善意で貸してくれた本を、そのまま読まずにしたままには到底出来ないのです。それで仕方なく、のろのろと読み始めたのですが、思いのほか面白く読むことができました。今回、他人から勧められたものは、先入観に縛られることなく、素直に接してみた方が為になることが多いことを改めて学んだ次第です。

まず一冊目はハンス・ロスリング他の共同執筆による「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」(日経BP)です。これは2019年間ベストセラー第1位(ビジネス翻訳書・⽇販調べ)となった本で、

ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。(以上「BOOK」データベースからの引用)

といったものです。本書を読んでいると目から鱗が落ちるというか、自分が如何に偏見と間違った知識に基づいて世界を一面的に見ていたかということに気づかされます。そして今後、同じ過ちを犯さないためにも「批判的思考」が如何に大切か、考えさせられます。少し冗長に感じられる部分もありますが、それを差し引いても、本書の伝えようとしていることは素晴らしいですね。私のような、50過ぎの、かなり頭が固くなってしまった大人には特に刺さる本ではないかと思います。内容は平易で、すぐ読み終えることができるので、もし、良かったら手に取られてみては如何でしょう?本屋での立ち読みでも多分、いけると思います(こらこらっ)。

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こちらがハンス・ロスリング他「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」(日経BP)。世界中の年収レベルに応じた暮らしの様子は以下のサイトで見ることができます。是非、一度見てみてください。
https://www.gapminder.org/dollar-street/matrix

そしてもう一冊は高桑 幸一、加藤 裕則著による「監査役の覚悟」 (同文舘出版)です。「もう題名からして無理!」な感じなのですが(苦笑)、これも読みだしたら一気に読み終えてしまいました。内容は、

社長独裁による数々の企業不祥事が起きている。責任や権限が強化される中で、監査役には一体何ができるのか? 一人の監査役が会社と戦った実際の事件をもとに、建前と実態が乖離する監査役について、そのあるべき姿を考える。(以上、Amazon「内容紹介」からの引用です)

という、とてもかたいもので、特に前半部分(第一部)の話は、私は最初はフィクションだと思いながら、てれてれと読んでいたのですが、途中から、これが実話だと知り驚愕すると共に、一気に引き込まれました。日本の企業社会における歪みと言ってよいのか、矛盾・問題点を鋭く浮かび上がらせています。ビジネス書としては異色ながら好著といって良いのではないでしょうか?とても興味深く読みました。

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高桑 幸一、加藤 裕則著「監査役の覚悟」 (同文舘出版)

これからも進んで読むことは無いかと思いますが(汗)、こうした本も面白いものですね。それこそ、先入観に囚われることなく、今後も、この先輩の勧める本はとりあえず読もうと思った次第です(苦笑)。

話は変わりますが、最近、通勤電車の中などで本にブックカバーをせず、裸で読む人が増えているような気がするのですが、そういう人を見ると、いつも違和感を覚えてしまいます(特に自己啓発本みたい本をカバーもせず読んでいる人を見ると、何故かこちらの方が恥ずかしい思いをしていまいます)。私の場合、人(他人)に自分が誰のどんな本を読んでいるか知られるのって、どうしても恥ずかしいという思いが先に立ってしまうのですが、これって、ただ、自分が自意識過剰なだけなのでしょうか?
かくいう私も、先日、満員電車の中で、いかにもキャリアウーマンといった感じの、とても美人の女性が漫画「キングダム」の最新刊をカバーもしないまま、ガバッっとひろげて堂々と読んでいるのを見たときは、思わず「かっこいい~」と感心してしまいましたが…(°O゜)☆\(^^;) バキ!


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小川洋子の「小箱」を読み終えました [本を読んでいる]

今朝、会社に向かう通勤電車の中で小川洋子(おがわ ようこ 1962年~)の小説「小箱」を読み終えました。この小説は前作、2012年に発表された「ことり」から、7年ぶりの最新作となるものです。実は、私が小説を読むのは久しぶりでして、昨年11月に小野不由美の「白銀の墟 玄の月」、先に述べた小川洋子の「ことり」を読んで以来、四か月ぶりとなります。私の大好きな作家の最新作ということで、読むのをとても楽しみにしていました。

死んだ子どもたちの魂は、小箱の中で成長している。死者が運んでくれる幸せ。世の淵で、冥福を祈る「おくりびと」を静謐に愛おしく描く傑作。
私の住む家は元幼稚園で、何もかもが小ぶりにできている。講堂、給食室、保健室、人々の気持ちを慰める“安寧のための筆記室"もある。私は郷土史資料館の学芸員であったバリトンさんの恋人から来る小さな文字の手紙を解読している。従姉は息子を亡くしてから自分の人生を縮小した。講堂にはガラスの小箱があり、亡くなった子どもたちの魂が成長している。大人は自分の小さな子どもに会いに来て、冥福を祈るのだ。“一人一人の音楽会"では密やかな音楽が奏でられる。
今日はいよいよあの子の結婚式で、元美容師さん、バリトンさん、クリーニング店の奥さん、虫歯屋さんが招待されている。(以上、Amazonの「内容紹介」からの引用)

といった内容で、子供が亡くなり、そして産まれなくなってしまい、次第に滅びていく世界(社会)の中で、残された人々(大人)が、今は亡き、愛しい子供を思い偲び、そして悼みながら死者と共に生きようとする姿が全編に亘って、小川洋子の静謐で美しいタッチで描写されるという、特異な世界観に満ちた小説となっています。

これは作者の優しい眼差しは感じられるものの、とても厳しく、そしてある意味、救いのない小説です。「救いのない」と書きましたが、小説の登場人物達はそうした状況の中で、自ら、色々なやり方で「死者」と交流し、そして慰めと生きがいを得ています。そしてそのような中で、遠くの病院に入院しているバリトンさんの恋人からの手紙を解読し、清書する主人公とバリトンさんとの静かな心の交流が描かれています。

とても厳しく、切ないながらも、何とも美しい物語です。私は久しぶりに小説を読み、その世界に没入することができました。「良かったです」と一言では、なかなか片付けられるものではありませんが、いつまでの心に深く残る物語だと感じました。

巻末に、この小説の参考文献として「ローベルト・ヴァルザー作品集1~5」が挙げられていました。あっ、これで繋がりました。私は以前、この作家の作品を集めた「ヴァルザーの詩と小品」を読んでいたのです。「こんなところで、また、この作家と繋がるなんて…」と我ながら驚いた次第です(私が以前、「ヴァルザーの詩と小品」を読了した時に書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2017-06-16。「小箱」の中で、ヴァルザーの作品がどのように使われていたのか、私は(残念ながら)気づきもせず読了してしまったですが(微小な文字で執筆したという作家ローベルト・ヴァルザーのことが、バリトンさんに微小な文字で手紙を書き続けた恋人の人物設定において、小川洋子氏にインスピレーションを与えたということのようです)、この孤独で、無垢な魂を持ったスイスの作家との不思議な縁を感じました。

この本を読了し、今はとても静かな気持ちです。かけがえのない読書体験を得ることが出来ました。ありがとうございました。

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小川洋子「小箱」(朝日新聞出版)


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最近になって私が知った二人のミュージシャンを紹介します [音楽を聴いている]

今回は、自身の備忘録も兼ねて、最近になって私が知った二人のミュージシャンを紹介したいと思います。

一人目はチュニジア出身の作曲家、歌手、ウード奏者であるダファー・ヨーゼフ(Dhafer Youssef 1967年~)です。先週末の土曜日の夜に、何の気なしに聴いていたラジオ番組(NHK FM「ジャズ・トゥナイト」)で、近年グローバルに活躍している世界各国出身のジャズミュージシャンの音楽を特集していたのですが(この特集はとても興味深く、そして面白い番組でした)、その中で彼が紹介され、その独特な「歌」にすっかり魅せられました。ダファー・ヨーゼフは、

幼少より伝統音楽を学ぶかたわらでジャズに傾倒。17歳でジャズ・ミュージシャンを志し、その後パリやウィーンに移って活動。中東の音楽に根差しながらヨーロッパのジャズやエロクトロニカを融合させた独創的なサウンドと、倍音や鼻を押さえながら高音で歌う独特の歌唱で注目を浴びる。(以上「CDジャーナル」のプロフィール紹介文からの引用です)

とのことで、さっそく、インターネット音楽配信サービス「Spotify」で検索し、彼の何枚かのアルバムをじっくりと聴いてみたのですが、ウード演奏もさることながら、その歌唱は、今まで聴いたことが無いようなユニークなもので、とても魅力的なものです。


こちらはYoutubeにアップされているダファー・ヨーゼフ「Soupir Eternel」

何といえばよいのか、アラブ的というか、イスラム的と言えば良いのか、今まであまり聴いたことがないような、でも何故か郷愁を誘う音楽です。素晴らしいです。彼の演奏はYoutubeに色々とアップされており、容易に聴くことができます。是非、一度聴いてみてください。

そして、もう一人が、アメリカのミュージシャン、ベック・ハンセン(Beck Hansen 1970年~)です。恥ずかしながら、私は、2015年と2019年、これまで二度もグラミー賞を受賞した、このミュージシャンのことを今までまったく知りませんでした(泣)。

ここのところ、会社の打ち合わせや会議も少なくなり、暇にあかせて執務室でネットサーフィンをしていたところ(こらこらっ… (°O゜)☆\(^^;) バキ!)、彼のことを紹介しているサイトを見て知った次第です(汗)。さっそく2014年に発表された、彼の6年ぶり、12枚目となるアルバム「モーニング・フェイズ( Morning Phase)」を、ダファー・ヨーゼフと同様、インターネット音楽配信サービス「Spotify」で聴いてみたのですが、何という素敵な歌なのでしょう。さりげない歌詞であり、ありふれたメロディーのような気もするのですが、ここに聴く音楽はあまりに美しく優しいものです。人をこんなに幸せな気分にさせながら、なぜか涙がこぼれてくるようなポピュラーミュージックはそうそうあるものではありません。本当に感動しました。


こちらがYoutubeにアップされているベック・ハンセン「Morning」

今回は、私が最近知った二人のミュージシャンを紹介しました。本当に世界には私の知らない素晴らしい音楽がまだまだ沢山あります。こうしてまた、自分の知る音楽の世界が拡がりました。音楽って本当に凄い、これが今の私の正直な気持ちです。


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私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(24) [体のあちこちにがたが来てます]

現在、私は「多発性筋炎」を患っており、その合併症として「間質性肺炎」も発症、2016年3月24日より入院(当時私は54歳)、同年4月29日退院後も投薬による治療を受けています。そして継続的に、私が服用しているステロイド系抗炎症薬(以下「ステロイド」と略)、及びステロイドと併用して服用している免疫抑制剤(タクロリムス 通称「プログラフ」やアザチオプリン 通称「イムラン」)によると思われる副作用のことについて記事にしてきました。これは自身の備忘録であると共に、自身におきた副作用とその対処の経験を記すことで、もしかしたら、膠原病の治療等でステロイドや免疫抑制剤を服用している方や今後服用する方への参考になるのではとの考えによるものです。従いまして、こうした薬による副作用に関心のある方以外にとっては、関係のない話ばかりですので、スルーしていただければと思います。また、私は医師でも薬剤師でもありません。ただの普通の、医学知識の殆どない一般人です。ですので、この記事は、あくまでも一患者が自身の自覚症状や検査結果、担当医から説明等に対し、専門的な知識もないまま、その体験や理解した内容、これまで行った対応等を記しているに過ぎません。この点、特にご留意頂ければと思います。

(過去記事一覧)
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (1)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-04-17
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (2)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-04-23-1
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (3)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-05-14
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (4)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-06-22
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (5)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-06-28
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (6)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-08-08
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (7)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-10-03
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (8)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-12-23
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (9)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-03-05
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (10)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-05-22
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (11)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-09-20
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (12)」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-01-17-1
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (13)」
https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-05-27-1
「私の、ステロイド系抗炎症薬服用による副作用について (14)」
https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-08-19
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(15)」
https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-01-17
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(16)」
https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-05-10-1
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(17)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-09-19
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(18)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-10-04-2
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(19)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-11-05
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(20)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-11-15
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(21)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-12
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(22)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-01-09
「私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(23)」
https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-02-06

(服用している薬の変更・中止・追加)
 なし

(2020年3月4日から現時点における服用薬)
・プレドニン(副腎ホルモン剤)     5mg(朝1錠)
・プレドニゾロン(副腎ホルモン剤)   3mg(朝3錠)
・イムラン(免疫抑制剤)       100mg(朝2錠)
・プログラフ(免疫抑制剤)      2mg(朝晩1mgづつ)
・ランソプラゾール(消化性潰瘍用剤) 15mg(朝1)
・ゼチーア(高脂血症用剤)       10mg(朝1)
・ボナロン(骨粗しょう症予防)     1錠(週1、朝)
・アムロジピンOD(血管拡張剤)     10mg(朝1)
・カルベジロール(高血圧症用剤)    20mg(朝1錠)
・タナトリル(血圧降下剤)      2.5mg(晩1錠)
・プラピックス(脳血管障害の再発抑制)75mg(朝1)

(現在、発症している副作用・後遺症)
ステロイドによる副作用と考えられるもの・・高血糖、高脂血症
その他・・貧血、息切れ、倦怠感

3月4日に通院し、血液検査、尿検査の後、主治医による診察を受けました。実は毎朝、起床時に計測している血圧が、ここ一週間ほど上が130以下、下がほぼ90を切るレベルにまで下がっていまして、そのことを主治医に伝えました。これは私の私見ながら、先月から服用を開始したタナトリルが効いているのかもしれません。血液検査での数値は余り変化が無いものの(泣)、カリウム値が5.0、上限値いっぱいながらも、なんとか正常値内に収まっていたのが、せめてもの救いでした。

先生からは、症状、検査数値も落ち着いているようなので、ステロイドの減量を検討してみましょうとのことで、次回の診察時にCT、レントゲン撮影を行うことになりました。次回、ステロイドが減量することを願いながら、いまの薬を飲み続けることにします。食事に気を遣ったせいか、少し痩せて、体重はほぼ理想値に近づきました。高血糖値対策のためにも、次回までにもう少し(500gくらい)減量しようと思っています。

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こちらが全身用X線CT診断装置。


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自宅二階のプレイルームに飾っているレコードジャケットを入れ替えました [遊んでいる]

先週末の土曜日は関東地方はとても寒く、そして雪交じりの雨が強く降るあいにくの天気でしたが、夕方テレビのニュースを見ていると、靖国神社の桜が開花したことを報じていました。今年は暖冬で、気温の高低差が開花時期の大きな目安になる中、例年よりもかなり早く桜が開花したとのこと。世界がコロナウィルスによる新型肺炎で大変なことになっていますが、四季は巡り、いつもと同じように桜が花開く時期を迎えました。卒業式が中止になったりと、みんなで人生のステップアップを祝うことすら難しい環境ですが、それでも、そんな人の想いとは関係なく、桜は咲きます。私と同じように、こうして桜の花に癒される方は本当に多いのではと思います。来年は外に出て、家族やみんなと一緒に桜の花を愛でたいものだと心から願った次第です。

そこで桜の開花を機に、少しでも気分転換になればと、自宅二階のプレイルームに飾っているレコードジャケットを入れ替えることにしました。実は前から、春が来たら、このレコードを飾ろうと心に決めていたのです。それはブラジルの女流ピアニストであるギオマール・ノヴァエス(Guiomar Novaes 1895~1979年)のショパンのワルツ集を収めたレコードです。

これは先日、健康診断のついでに新宿の中古レコード・CDショップで買い求めたものです(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-03-05。残念ながら、米オリジナル盤ではありませんが(日本盤です)、オリジナルのデザインをそのまま利用していて、とても素敵な色合いのジャケットです。

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こちらが自宅二階のプレイルームに飾ったギオマール・ノヴァエスが弾く、ショパンのワルツが収められたレコード

前にも書いたかと思うのですが、ギオマール・ノヴァエスの録音はその多くがCD化されていますが、VOXに録音されたものについては、レコードと比べるとCDの方は音があまり良くないような気がして、私は彼女の演奏については、できる限りレコードで楽しむようにしています。2018年の秋にアメリカ、シアトルに出張した際にも、彼女の中古レコードを何枚か買い込んだのですが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-05-13-2、それ以外にも、何枚か、彼女のレコードを持っています。先に述べた新宿の中古レコードショップで買った、もう一枚のレコードも彼女の弾くショパンの前奏曲集(ドイツ盤)でした。

こうして、家の中にも春が来ました。ただの自己満足ながら、こうして自宅にレコードジャケットを飾るのは、私のささやかな楽しみです。


こちらはYoutubeにアップされているギオマール・ノヴァエスのショパン・ワルツ集


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使っているお猪口(おちょこ)について [●●を使っている]

以前の記事で、九州、大分の実家に帰省した際に、国東半島の「道の駅くにみ」でおちょこを購入したことを書きましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-03-11、私はこれまで、義父が東京、赤坂で日本料理屋を営んでいた時にお客様用に揃えたおちょこを永く愛用しています。

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こちらがその、愛用のおちょこ。写真ですと分かりにくいかと思いますが、しっかりとした作りで、存在感があります。写真がへたくそで外側がボケてうつっていますが、器の内側と同様、しっかりとした線で描かれています。

このおちょこは(見ての通り)網目文様のものでして、職人が手書きで描いた玉網(たまあみ)が見事なものです。こうした和食器の図柄については、(これまで私は不勉強だったのですが)それぞれに歴史と由来があり、調べてみると面白く、また奥の深いものです。ちなみに、こうした和食器の図柄については、以下のサイトがうまく纏められていて、とても参考になります。是非、一度、訪ねてみてください。

うつわのみせ大文字HP「文様の話 ~知って楽しい 使って楽しい~」
http://www.daimonji.biz/unchiku.html
(勝手に紹介していますが、何か問題がありましたら連絡ください。すぐに削除します)

今回、道の駅で買ったもの(一点物)は、地元の陶芸教室の方が作ったものながら、器の形、大きさ、そして中の「絵」が何となく気に入り、また、100円という、缶コーヒー並みの値段だったこともあり、つい買ってしまいました。

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そしてこちらが今回「道の駅くにみ」で購入したおちょこ。少し大きめで、持った感じがちょう良く、手に上手く馴染みます。

私自身は気に入ったものの、家に帰って家内に見せたら「また、あなたはガラクタを買って…」と馬鹿にされるんじゃないかとビクビクしていたのですが、(恐る恐る)家内にみせたところ、「あらっ、良いじゃない」と意外にも高評価で、私を安堵させました(苦笑)。

私の家には(前に述べたように義父が日本料理屋をやっていたこと、私たち夫婦もドイツ赴任時に多くの食器を買い求めたこともあって)和食器、洋食器が、それこそ山のようにあるのですが(二つの食器棚には収まりきれず、自宅3階のロフトに段ボールに詰めたままで、何箱もそのまま置かれています)、おちょこだとかさばりませんし、お酒を頂きながら、器の感触と絵をのんびりと楽しむことができるので、私はこれからも折に触れて、おちょこを買い求めて楽しみたいと思っています。

以前、といってもかなり前になりますが、これも九州の実家に帰省した時に、近くの骨董ギャラリーで見かけた、柿右衛門の白磁に見事な染付のおちょこは買っておけばよかったと今でも後悔しています。確か箱付きで一客か二客、売値は1万6千円程だったかと思うのですが(うろ覚えです)、その時は持ち合わせもなく購入を諦めてしまったのですが(その後、この骨董ギャラリーも閉まってしまいました)、とても美しく、そして形の見事なおちょこでした。後悔先に立たずとはよく言ったものです。


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「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」という古いレコードのこと [音楽を聴いている]

前の記事でも書きましたが、先週の金曜日から今週の月曜日まで、私は九州、大分の実家に帰省しました。いつも実家では、コレクションしたレコードを聴くのを楽しみにしています。今回も色々とレコードを聴いたのですが、いくら探しても聴こうと思っていた、35年以上前、私がまだ高校生か大学生の頃に買ったレコード「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」(邦題は「スーパー・ギター・トリオ/ライヴ!」)が見つかりません。結局、この時は聴くのを諦めてしまったのですが、横浜に帰ってからインターネット音楽配信サービス「Spotify」で検索して、運よく見つけることができました。

この「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」(1981年)は三人の人気ギタリスト、アル・ディ・メオラ(Al Di Meola 1954年~)、ジョン・マクラフリン(John McLaughlin 1942年~)そしてパコ・デ・ルシア(Paco de Lucía 1947~2014年)の、アコースティックギターによる、その名の通りのサンフランシスコでのライブアルバムです。

何といっても最初の曲である「Mediterranean Sundance(地中海の舞踏)」の演奏が圧巻でして、当時、この曲ばかり聴いていた記憶があります。圧倒的なギターテクニック、そして情熱的で心躍らされる曲、そして観客の熱狂ぶり(それも曲が進むにつれて盛り上がっています)と、ライブの良いところを全て凝縮したような録音です。

こうして、私は35年ぶりに、懐かしく、そして素晴らしい曲と演奏に再び触れることができました。いやあ、今聴いても、心が高揚してきます。本当にすごいなあと感心することしきりです。


こちらはYoutubeにアップされているアル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリンそしてパコ・デ・ルシアによる「Mediterranean Sundance」の動画(レコードとは別録音)。


そして、こちらがYoutubeにアップされている「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」の「Mediterranean Sundance」。動画ではありませんが、演奏はこちらの方が良いです。


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