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横浜のミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」で映画「フィリピンパブ嬢の社会学」を観ました [映画を観ている]

今回も映画の話題です。こちらも少し前のこととなりますが、3月の中旬に横浜、中区若葉町のミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」で映画「フィリピンパブ嬢の社会学」(2023年/日)を独りで観ました。

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映画「フィリピンパブ嬢の社会学」ポスター

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この映画は中島弘象氏による実体験を描いた新書「フィリピンパブ嬢の社会学」(新潮新書)を映画化したもので、内容は、

大学院でフィリピンパブを研究対象にした青年がフィリピンパブで出会った女性と恋に落ち、その過程で、フィリピンパブ嬢たちを取り巻く厳しい実態を目の当たりにしながらも、二人で協力して人生を切り開いていく。

というものです。私は前に、この原作を読んでいたこともあって(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2018-09-11、観てみたという訳です。

映画を観た感想ですが、正直、あまりピンと来なかったです。フィリピンパブ嬢に恋した一人の青年の個人的な体験記を観せられているだけに過ぎないように感じられ、結局、この映画が一体、観客に何を伝えたかったのか、私には分かりませんでした(さすがにフィリピンパブに勤めるフィリピン女性の、人生への前向きな明るさと優しさを伝えたかっただけではないと思いますが…)。

フィリピンパブ、そしてそこで働くフィリピン女性のことを、まったく知らない人にとっては、「知ることができた」という意味で、もしかしたら意義のあるものなのかもしれませんが、もし、そうだとしたら、その厳しい実態にもっと深く迫るべきだったかと思います。

少し、残念な視聴体験となってしまいましたが、これに懲りずに、機会を見つけて色々な映画を観ることにしようと思った次第です。


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