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Lois Lowryの「The Giver」を読み終えました [本を読んでいる]

昨夜、自宅でLois Lowry(1937年~)の「The Giver」を読み終えました。以前、英語学習用にKindleを購入したことを書きましたが、この洋書が私にとって、Kindleで読んだ、最初の電子ブックになります。内容は

In a world with no poverty, no crime, no sickness and no unemployment, and where every family is happy, 12-year-old Jonas is chosen to be the community's Receiver of Memories. Under the tutelage of the Elders and an old man known as the Giver, he discovers the disturbing truth about his utopian world and struggles against the weight of its hypocrisy. With echoes of Brave New World, in this 1994 Newbery Medal winner, Lowry examines the idea that people might freely choose to give up their humanity in order to create a more stable society. Gradually Jonas learns just how costly this ordered and pain-free society can be, and boldly decides he cannot pay the price.(「Amazon.com Review」からの引用)

といったもので、とても内容の豊かな、素晴らしい小説でした。洋書を読むのは、15年以上も前、ドイツに赴任していた時に、Sidney Sheldon(1917~2007年)やRoald Dahl(1916~1990年)のペーパーバックを読んで以来でしたので、果たして読めるかどうか不安だったのですが、予めKindleにインストールしておいた英和辞書「英字郎」をフルに活用しながら、なんとか読了することができました。この本は「ギヴァー 記憶を注ぐ者」という邦題で和訳も出ています。念のため、図書館からこの本も借りていて、「行き詰ったら、あんちょことして使おう」などと思っていたのですが、開く機会は殆どありませんでした。
事前に、色々なサイトを見て、青少年向けに書かれたこの本が、内容も素晴らしく、また、(英語学習者にとっても)読みやすいとの評判を知り、こうして購入してみたのですが、まさしくその通りでした。また、Kindle editionだと$4.70と非常に安価に購入できたことも嬉しかった(パソコンで購入手続きをとると、勝手にKindleにインストールされているのにはびっくりしました)ですし、読んでいる時は英語の本を読んでいるという意識は殆どなく、文学をそのまま素直に楽しむことができたのも、私にとって大きな発見でした。これでしたら、私でもKindleでの洋書講読を続けることができそうです。
さっそく、次のペーパーバックを読んでみたいと思ったのですが、前に図書館に予約していた本が2冊、ちょうど私の番になり、手元にあるので、まずはこれらの本を読んでから、また挑戦しようと思っています。久しぶりのペーパーバックでしたが、デジタルのおかげもあり、とても快適に楽しく読むことができました。嬉しかったです。

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写真はLois Lowry 「The Giver」

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