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母、姉と私たち夫婦で箱根をドライブしました [旅をしている]

先週末、ちょうど大分から上京していた母と東京、亀戸に住む姉、そして私たち夫婦で、箱根をドライブしました。土曜日の昼過ぎに、私たちは車、母と姉は鉄道を使って小田急線箱根湯本駅近くで落ち合い、母と姉を車に乗せて元箱根の方に向かい、以前も訪ねたことのある蕎麦屋「そば処みよし」で食事した後、関所跡近くの民芸品店で、母は近所の方々へのお土産にと寄木細工の小物を物色、購入しました。

その後、1948年創業のクラシックホテル「山のホテル」のラウンジで休憩し(前に山のホテルを訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-05-16、日本庭園を散策すると、もう夕方です。私たちは、私が勤める会社の箱根の保養施設に向かい、温泉風呂や夕食を楽しみました。この、会社の保養施設ですが元々は池田元首相の別荘だったもので、役員用の宿泊保養施設として使われてきたのですが、2011年の東日本大震災の時に建物が痛んでしまい、その後三年ほどかけて(清水建設による)耐震・改修工事を行い、新たに役員用の宿泊保養施設として、以前の雰囲気のままリニュアルされたものです。お陰で今も当時の雰囲気そのままの風情と情緒を楽しむことができます。建物もさることながら、苔と木々に溢れたお庭がとても清々しく、心が落ち着きます。その上、この施設での宿泊は一組だけのきまりですので、そのお陰で、家族みんなでゆったりと過ごすことが出来ました。

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こちらは箱根「山のホテル」の外観とラウンジの様子。

翌日の日曜日、朝食を頂いた後、宿を後にして車でポーラ美術館に向かい(前にポーラ美術館を訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-06-03、企画展「シンコベーション:世紀の巨匠たちと現代アート」を鑑賞した後、美術館敷地内の、全長は670m、散策所要時間は20分程の、「風の遊ぶ散歩道」と名付けられた森の遊歩道を散策しました。ちょうど天気も良く、9月初日の暑すぎず、寒すぎない気候の中、風と沢のせせらぎの音を楽しみながら、所々におかれた彫刻作品や現代アートの作品を鑑賞しました。

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こちらはポーラ美術館のHPに載っている美術館と散歩道の写真。

以前、訪れた時にも書いたのですが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2013-08-30、この美術館の正面エントランスの道の真ん中には小さな女の子の彫刻が置かれていています。私はこの彫刻が大好きでして、これまでジャン=ミシェル・フォロンの作品かもしれないと思っていたのですが、今回、頂いたパンフレットを見て、日本の彫刻家、板東優の作品「雪の子Ⅰ」(1999年)であることが分かりました。この散策路には他にも板東優の作品が多く置かれていて、私は改めて彼の作品を鑑賞することができました。

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こちらはポーラ美術館敷地内の展示されている板東優「雪の子」シリーズの彫刻(これらの写真もポーラ美術館のHPに載っているものです)。一番上の作品が正面エントランスに展示されている、私のお気に入りの「雪の子Ⅰ」。

板東優は1952年北海道帯広市生まれ。20代のはじめにイタリアへ渡り、ローマアカデミア エミリオ・グレコ教室で学ぶ。ニューヨーク在住を経て、2016年からは帯広市を拠点に活動している。
(以上「美術手帳」HP内の記事『彫刻家・板東優の創造の原点を探る。「ポートレイトから始まる線の果て」展開催』からの引用です)

彼の他の色々な作品をインターネットで検索して、観てみたのですが、「雪の子」シリーズとは一味違った、とても現代的で刺激的な作品が多く、その素晴らしさには目を奪われました。2017年には東京で個展が開かれていますが、これから、機会を見つけて彼の作品をじっくりと観てみようと思った次第です。

こうしてゆっくりとポーラ美術館で過ごし、その後、芦ノ湖スカイラインをドライブして、途中、見事な芦ノ湖の景観を楽しんだりしながら、箱根湯本駅で母と姉を降ろし(彼女達は小田急ロマンスカーで帰宅)、私たち夫婦は車で横浜の自宅に向かいました。ちょうど道が渋滞していたこともあり、BMW新3シリーズ自慢の、高速道路渋滞時に手放し運転ができる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を試してみたり、途中、コメダ珈琲店で遅めの昼食をとったりしながら帰りました。

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こちらは、私のスマートフォンで撮影した芦ノ湖スカイライン途中の休憩所からの景色。天気も良く、とても気持ちの良い景色を楽しむことができました。

こうして、私たちはのんびりとした週末を過ごすことができました。母と姉もこの一泊ドライブを楽しんでくれていたらと願うばかりです。ただ一つだけ残念だったのは、この旅行中、いつも富士山が雲に隠れていたことですね。次回は是非、見事な富士山の姿を母に見てもらいたいと思います。また、今回の小旅行中、私は二台のフィルムカメラ「LOMO LC-A」と「Yoshica エレクトロ35GX」で何枚か写真を撮りましたが、まだフィルムを撮り切っていないので、今度、全部撮り終わったら、さっそく現像に出して、写真の出来を見たみたいと思います。どのように撮れているか、とても楽しみです。


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