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中古のクラシック音楽のレコード(二枚)を入手しました(1) [音楽を聴いている]

昨日の午後は時間があったので、自宅から車で10分くらいのところにある「BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店」に久しぶりに一人で行ってみることにしました。ここは大型店でして、本以外にもスポーツ用品や楽器、オーディオ、電化製品、衣類などの中古品が大量に売られています。私は小一時間ほど店内を物色し(特にオーディオ、釣具、CD・レコードコーナーが楽しかったです)、私はクラシック音楽の中古レコードを二枚、入手しました。今回はそれらのレコードを紹介したいと思います。

最初に紹介するのは、20世紀を代表する名ピアニストであるスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter 1915〜1997年)が、同じく20世紀有数の指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキー(Evgeny Aleksandrovich Mravinsky 1903~1988年)、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団と共演したチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第一番」です。1958年のモノラル録音でして、当時、リヒテルが40代前半、ムラヴィンスキーが50代半ばという、共に脂の乗り切った時期の演奏となります。

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こちらが私が入手した中古レコード(国内盤)。価格は500円(税抜き)でした。

レコード盤の洗浄もせず、買ってきたまま自室のステレオ再生装置で聴いたので、チリ、ホコリによるノイズが酷くて閉口したのですが、それでもこの演奏に素晴らしさには驚かされました。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」というと、ウラディミール・ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz 1903〜1989年)がアルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini,1867~1957年1月16日)指揮NBC交響楽団やブルーノ・ワルター(Bruno Walter,1876年~1962年)ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団と1940年代に遺した圧倒的なスタジオ録音やライブ録音以外、実はわたし的には、あまり感心した録音はこれまでありませんでした。

ホロヴィッツの演奏はともかく、リヒテル・ムラヴィンスキー盤は、私が聴いた現代的な演奏の中では一番ではないでしょうか?何と言ってもムラヴィンスキーの指揮するオケが他の演奏とは別格と言ってもよい、精神性の高い演奏で、私のこれまでの、この有名曲に対する印象を一新するものでした。そしてこのオケに真っ向から挑む、リヒテルの演奏も見事なテクニックと音楽性に溢れた素晴らしいものです。私が、この曲の演奏をきちんと聴いたのは、それこそ何十年ぶりだったかもしれませんが(汗)、久しぶりに豊かな音楽体験を得ることができました。

Youtubeにも同じ演奏がアップされているのですが、こちらは2017年にリマスタリングされたもので(ステレオ化もされているようです)、更に聴きやすいものとなっています(サイトは→https://www.youtube.com/watch?v=5CXT_hVvz4Y&list=FLKvt_DAWCLxOqNkODgvR5RQ&index=1)。是非、一度聴いてみて下さい。本当に素晴らしい演奏だと思います。

申し訳ありません。もう一枚のレコードの方も紹介しようと思ったのですが、それだと長くなりそうなので、次の記事に書くことにします(続く)。


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