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チャールズ・ミンガスのコーネル大学でのライヴ音源を聴きました  [音楽を聴いている]

今年のお正月の初売り(2日)に家内と長女が出かけるのにあわせて、私も横浜、関内の中古CD・レコードショップ「Disk Union」に行きました。そして何枚かのレコードとCDを購入したのですが、今回はその内の1枚、チャールス・ミンガス・セクステット・ウィズ・エリック・ドルフィーの、1964年3月18日ニューヨーク市コーネル大学でのライヴ音源「コーネル1964」(CD二枚組)を紹介したいと思います。

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Charles Mingus Sextet with Eric Dolphy「CORNELL 1964」

この録音は2007年になってミンガスの未亡人(スー)によって発見され、発売されたもので、全盛期のチャールズ・ミンガス(Charles Mingus 1922~1979年)と最晩年のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy 1928~1964年)の、超ヘビー級ともいうべき圧倒的な演奏を聴くことができます。

私にとってチャールズ・ミンガスは、大好きなジャズミュージシャンではあったものの、それほど多くの作品をこれまで聴いていませんでした。ただ最近になって、彼の音楽が何となく気になっていて、もう一度きちんと聴いてみたいと思っていました。今回、ちょうどこの作品が安価で売られているのを見つけ、思わず入手した次第です。

しかし、このCDには驚かされました。繰り返しになりますが、本当に圧倒的で、かつ超ヘビー、濃厚なジャズ音楽です。ミンガスのライブ音源の中でも最良のものではないでしょうか。エリック・ドルフィーのバスクラリネット、フルートも冴えわたっていて、妖気漂うものとなっているのですが、それ以外のサイドマンも素晴らしく、特にピアノのジャッキー・バイアード(Jaki Byard, 1922~1999年)が良いです。

ミンガスは凄いですね。ミンガス聴かずしてジャズを語るなという言葉があるかどうか知りませんが(大汗)、ジャズに興味のある方なら必聴のライブかと思います(といいながら、私も今頃になって、やっと聴いているので、そんなに大層なことは言えませんが)

こうして私はお正月から素晴らしいジャズ音楽を聴くことができました。


こちらがYoutubeにアップされている「Charles Mingus & Eric Dolphy - Cornell 1964 (1964, Blue Note) full album」



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久しぶりに「かば田」の辛子明太子と共に炊き立てのササニシキを頂きました [食事をしている]

この週末の土曜日に、自宅近くのショッピングモール「トレッサ横浜」に家内と買い物に出かけました。このショッピングモールに、店で精米してくれるお米屋さんが最近でき、前に家内がここで購入したお米がちょうど無くなりかけていることで、二人で行ってみることにしました。そこで見つけたのが(無農薬で育てられた)ササニシキです。

私が両親と暮らしていた幼少期に、いつも家で食べていたお米はササニシキでした。昔はコシヒカリと並ぶ二大銘柄だったササニシキですが、最近はお店でも見かけることが本当に無くなりました。ササニシキは(コシヒカリに比べると)栽培が難しく手間がかかるお米だそうで、1993年の冷害で(特に宮城県で栽培されていた)ササニシキが壊滅的な被害を受けてからは、多くの農家でササニシキを栽培するのをやめて、冷害に強く育てやすい「ひとめぼれ」に替えた結果、今やササニシキは幻のお米となってしまったようです。

私は、ここ何十年、コシヒカリばかり食べてきたのですが、昔食べたササニシキの味が忘れられず、いつかまた食べたいと願っていました。今回、このお店で運よく見つけ(渋る家内を説得して)購入した次第です。

このショッピングモールには北九州市八幡にある辛子明太子屋の「かば田」も出店していて、北九州市出身の私にとってはとても嬉しかったのですが、今回、お店を訪ねてみると今月中旬で閉店とのお知らせが張られていました。これはショックです。皆さんは辛子明太子というと、「ふくや」や「やまや」といった、博多のお店を思い浮かべるかと思いますが、北九州市八幡の人間にとっては何といっても「かば田」です。激しく落ち込む私を見かねて、家内がこのお店の定番である昆布漬辛子めんたいを買ってくれました。

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「かば田」トレッサ店に出ていた閉店のお知らせ(泣)

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こちらが「かば田」の昆布漬辛子めんたい

そして日曜日の夜に、このササニシキを炊いて、かば田の辛子明太子と一緒に頂いたのですが、本当に懐かしく、そして美味しかったです。コシヒカリや「ひとめぼれ」の、もちもちとした甘い味と比べると、ササニシキは、さっぱりとした飽きにこない味で、私にとってはこちらの方がしっくりきます。最初は疑いの目で見ていた家内も一口食べて、その美味しさに驚いたようで「もう、何杯でも食べられちゃうよ~(苦笑)」と言いながら、喜んで食べていました。

この週末、私は小学生の高学年から10年近く食べ続けたごはんに、またこうして再び出会うことができました。「かば田」の辛子明太子も関東ですと経堂の方には、まだお店があるようですし、通信販売で購入することも可能なようです。本当に懐かしく、そして美味しかったです。


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