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ロバート・バートのヴァイス作品集が揃いました [音楽を聴いている]

今週になって、海外の中古CDショップから一枚のCDが届きました。それはNAXOSから出ている米国出身のリュート奏者、ロバート・バート(Robert Barto 1950年〜)による、ドイツ後期バロック音楽の作曲家・リュート奏者であるシルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss, 1687~1750年)の「リュート・ソナタ作品集 第2集」です。

以前、といっても10年以上も前の記事でも紹介しましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2012-08-22、この企画物は現在、CD11枚を数えるまでになっていますが、最後の録音は2010年でして、既に10年以上も新録音がない上、ロバート・バートは現在、73歳になっていることを考えると、もしかしたら、これ以上は出ないのかもしれません。

中古CDショップで見つけた時など、気が向いたときになんとなく入手していたこともあったのでしょうが、全てのCDを揃えるのに、なんと足かけ15年以上もかかったことになります。

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こちらが私のコレクション、安価な中古CDが多く(第9集他何枚かは新品で購入しました)、ジャケットの状態等、ものによっては、あまり良くないものもありますがCD自体は全て、無傷です。

私にとってヴァイスは特別な作曲家です。彼の音楽はメランコリックという言葉がぴったりなもので、リュートならではの素朴で端正な音色も加わって、聴いていて何とも言えない、静かで落ち着いた深い感動を得ることができます。これからも私はヴァイスの音楽を折に触れて聴き続けることかと思いますが、いつか、彼の600曲ほどの作品全てのリュート演奏による全集が出ることを祈っています。


こちらはYoutubeにアップされている「Prelude in G Major by Weiss Performed by Robert Barto」

ちなみにこれまで記事にした、ロバート・バート以外のリュート奏者によるヴァイス作品集についての記事は以下の通りです。もし興味がおありでしたら、是非読んでみてください。

「ホセ・ミゲル・モレーノが演奏するヴァイスの作品集を聴きました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-05-02
「日本人のバロック・リュート奏者である佐藤豊彦の「ヴァイス作品集」を聴いてみました
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2017-06-23-1
「ここ最近はヴァイスのリュート作品をよく聴いています」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2017-07-12

(2023年6月16日追記)
この記事をアップした翌日に気付いたのですが、本記事が私のブログの1500本目の記事となります。最初にブログを立ち上げた2009年から丸14年近く、こうして、なんとか細々と続けてきたのかと思うと、何とも感慨深いものがあります。どんな方が読んでくださっているのか見当もつきませんが、今後ともよろしくお願いいたします。


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