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母と一緒にラジオの音楽番組を聴きました [ラジオを聴いている]

昨日から、親戚の法事に参列するため九州(大分)の実家に帰省しています。大分空港に迎えにきてくれた母と一緒に別府に向かい、別府冷麺発祥の地とうたわれているお店(「胡月」)で冷麺を食べ、別府市内の何軒かのリサイクルショップで掘り出し物がないか物色した後、いつも利用する日出の酒屋(「アリタ商店」この日もBGMはビル・エバンスでした)で大分や福岡の地酒を三本(「鷹来屋」「豊潤」「寒北斗」いすれも純米酒)、実家近くのスーパーで烏骨鶏の卵や木綿豆腐(興梠豆腐)、そして刺身、かしわ飯のおにぎりやお惣菜などを買って、夜は母とのんびりとそれらを頂きながら過ごしました。

ふと新聞のラジオ欄を見てみると、NHK FMの音楽番組「ベスト・オブ・クラシック」で、今年の3月2日に東京オペラシティで行われた「スティーヴ・ライヒ 80歳記念コンサート」の様子(一部)が放送されることに気づきました。ライヒ(Steve Reich 1936年~)は私の大好きなアメリカの現代作曲家です。そこで、あまり現代音楽になじみのない母には申し訳ないと思いながら、一緒に聴いてみることにしました。

「クラッピング・ミュージック」「マレット・カルテット」「カルテット」そして日本初演となる女性合唱も入った大作「テヒリーム」と、どちらもライヒならではのミニマムミュージック曲ばかりで、現代音楽と言いながらも明快て聴きやすい音楽です。母も気に入ったようで「カッコいいわね」とライヒの名前をメモしていました。

母は83歳ながら、未だ好奇心は旺盛でして、こうした音楽もすんなり受け入れています。また田舎での一人住まいながら、庭いじりをしたり、毎日、ピアノを練習したりと充実した日々を過ごしているようです。わが母ながら、思わず「すげえ」とひとりごちた次第です。

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写真は「スティーヴ・ライヒ 80歳記念コンサート」のポスター


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通勤途中に録音したラジオ番組を聴いていると、懐かしい洋楽曲が流れてきました [ラジオを聴いている]

今日の朝、通勤途中に、録音したNHK FM「洋楽グロリアズ デイズ」(2017年4月16日放送)を聴いていると、何とも懐かしい曲が流れてきました。それはマイケル・フォーチュナティ(Michael Fortunati 1955年~)のデビュー曲となる「Give Me Up」(1986年)です。彼はイタリア人ですが、デビューしたのはベルギーという変わった経歴の持ち主でして、日本では1987年、これからバブル真っ盛りとなる、日本全体が上げ調子となっている中で大ヒットしました。丁度このころ、私は1986年に大学を卒業し、社会人としてのスタートを切ったばかりのころでして、空前のディスコブームの中、この曲は、それこそマハラジャ等の大箱のディスコでかかりまくってました。


YoutubeにアップされているMichael Fortunati - Give Me Up (audio remastered by italoco)

混雑した改札口の手前にもかかわらず、私は思わず立ち止まって、曲に耳を傾けました(周りの方々、ごめんなさい)。本当に懐かしいです。聴いているだけでなんだか元気になると同時に、一気に涙がこぼれてきます。この曲が流行っていた時の20代の私の、将来への不安もなく希望に満ちた、あの時の気分のようなものが、一気に蘇ってきたからです。この曲が流行った、あの時に戻りたいと切に願うものの、叶う訳もなく、私はまた歩きだし、改札口を出て職場に向かいました。今は50代半ばとなり、経済的にも精神的にも追い詰められ、焦燥しきっている自分ですが、この曲を何十年ぶりかに聴くことで、幸せな気分を味わい、少し救われました。

歳をとると自分の人生を振り返り、後悔することだらけです。でも、しっかりと前を向いて、頑張るっきゃないですよね。一瞬とはいえ、こんな昔の気分を思い出させてくれたこの曲には本当に感謝です。

その後、これも私の大好きだった、ホール・アンド・オーツ(Daryi Hall and John Oates)のヒット曲「Wait for Me」(1979年)も番組のラストにかかりました。番組でMCの片寄氏が紹介していたのですが、この「Wait for Me」が収められたアルバム「モダン・ポップ(X-Static)」は、なんと若きデヴィッド・フォスターがプロデュースしていたのですね。私は今まで知りませんでした。今度、このアルバムを借りて、じっくり聴いてみようと思った次第です。

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ホール・アンド・オーツ(Daryi Hall and John Oates)が1979年に発表した「モダン・ポップ(X-Static)」


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会社の昼休みに、録音したラジオ音楽番組を聴いていると、素晴らしい歌が聴こえてきました [ラジオを聴いている]

昨日、会社の昼休みに、SDカードに録音したNHK FMのラジオ番組「ジャズ・トゥナイト」(2017年1月7日放送分)を聴いていたところ、ピアノと鄙びたマンドリンの音と共に、何とも力強い歌が流れ始めました。慌てて曲名を確認すると「THE OLD SHADE TREE」 、フォーク・ブルーグラス界のマンドリン奏者、歌手で作曲家でもあるクリス・シーリ(Chris Thile 1981~)と現代を代表するジャズピアニスト、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau 1970年~)の共演によるものでした。

これは素晴らしいです。思わず「カッコいいなあ~」と呟いてしまったのですが、ブルース・ゴスペル色に溢れた曲であり、演奏だと感じました。魂が揺さぶられる音楽と言えば良いのでしょうか?聴いているうちに熱く、そして気分が高揚してきます。

CDはこれから発売(2017年1月27日)されるようです。できたら入手したいとは思っているのですが、他にも欲しいCDは沢山ある上、慢性的な金欠状態ですので、残念ながら、実際に入手するのは遠い先になりそうです(泣)。機会があったら是非聴いてみてください。とても素晴らしい曲であり、演奏だと思います。

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ラジオで聴いた「THE OLD SHADE TREE」 が収められている「Chris Thile & Brad Mehldau」(CD)

(2017年1月31日追記)
この記事をアップした際には、Youtubeにアップされていたクリス・シーリとブラッド・メルドーの「THE OLD SHADE TREE」の演奏(ラジオで聴いた演奏とは別のもの)を併せて紹介していたのですが、この動画が削除されていましたので、私の記事もその部分を削除しました。そのため、他に紹介できる動画がないかYoutubeをチェックしてみたところ、まさしく、私がラジオで聴いたと思われる2015年12月のライブ演奏がNonesuch Recordsによりアップされていましので、ここに紹介します。素晴らしい演奏だと思います。是非、一度観て頂ければと思います。




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昨夜、録音していたラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」を聴きました [ラジオを聴いている]

昨夜、SDカードに録音した、今週木曜日の深夜に放送されたTBSラジオ「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(25:00~27:00)を聴いていたところ、番組内で 「おぎやはぎ」の矢作兼さんがその場に婚姻届を持参、驚く相方の小木博明さんに証人として署名、捺印してもらった上で、婚約者と一緒に役所に実況中継しながら提出、リスナーに結婚を報告するという、なんとも凄い内容(まさに神回)となっていました。

私は今年の春に一ヶ月ほど入院したときに、この「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」というラジオ番組を知り、それ以来、かかさず録音して聴いています。40年ほど昔、中高生だったときにオールナイトニッポンやパックインミュージックを良く聴いていたのでですが、それ以来のラジオの深夜番組となります。私のような、既に五十代半ばの中高年にとっても、この番組は本当に面白く、そして楽しい番組です。毎回聴くたびに、もう笑いをこらえきれずクスクス笑ってしまうのですが、さすがに今回は、「矢作さん、本当におめでとう!」とニコニコしながら聴きました。

なんというか、おぎやはぎのお二人が、この番組とそのリスナーを大切に思っている気持ちが、随所に伝わってくる上、関係者やリスナーもこの番組を支えて、一緒に楽しい番組にしようとしているのも加わって、なんともいえない良い雰囲気をつくっています。

普段はラジオは音楽番組ばかりで、こうしたトーク番組は殆ど聴かないのですが、この番組だけは特別です。この番組がずっとずっと長く続くことを心から願っています。

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この番組を聴くようになって、私はすっかり「おぎやはぎ」のファンになりました。ほんと、お二人とも良い感じで好感が持てます。


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別途、Wifi SDカードリーダーを用意しました。 [ラジオを聴いている]

以前にも書きましたが(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/archive/c2305999550-1、私は普段、ソニーのポータブルラジオレコーダー(SONY ICZ-R51)やBluetooth対応CDラジオ(SONY ZS-RS80BT)を使ってSDカードにラジオ番組を録音し、主に通勤途中の電車内で、Wifi SDカードリーダーを使って、タブレットやスマートフォンで聴いています。

これまで私が使っていたWifi SDカードリーダーはPQIの「Air Drive」というものだったのですが、なんと忘年会続きの先週、酔っぱらって(多分、東横線の車内で)失くしてしまいました(泣)。これが無いと録音したラジオ番組を手軽に聴くことができないので、さすがに困ってしまい、なんとか安く、新たなWifi SDカードリーダーを手に入れようと試み始めました。しかしながら、今まで使っていた「Air Drive」は品切れ、その他の製品も値段が高くて購入を躊躇していたところ、なんとか見つけたのがI-O DATAのSDカードリーダー機能付WiFi 無線LAN ポケットルーター「WN-G300SR」です。1,480円(Amazon、2016年12月27日現在)と安価なところが最大の売りです。ただ、この機種はバッテリーが付いていないので、外で使うとなると、別途モバイルバッテリーを用意してUSBコードで接続する必要があり、その分、かさばることとなります。

ただ、考えようによってはバッテリーが別になっている分、バッテリーの劣化等を心配することなく使う事が出来ますし、別にモバイルバッテリーを持つことになるので、それでスマートフォンやタブレットを充電することもでき、かえって便利です。(このように、買いたくなると、なんとか理由をこじつけてしまうのが私の最大の弱点です)

意を決して購入し、別途用意したモバイルバッテリーと繋いでみると、すんなりとスマートフォンとWiFi接続できました。専用ソフトを開き、(ラジオ番組が録音されている)音声ファイルをクリックすると再生ソフトが起動、これまでと同様、手軽にラジオ番組を楽しむことができました。うん、なかなか良いですね。こちらはルーター機能も備えているので、出張先のホテルの部屋のLANポートにつなげばWi-Fiが使えるようにもなります。

こうして「WN-G300SR」の利用にも慣れ、すっかり満足していたところ、なんと警察から勤務先に電話がかかってきました。失くしたWifi SDカードリーダー「PQI Air」が入った名刺入れが遺失物として届けられているとのこと。本当に嬉しいのですが、なんとも複雑な気分です。人間、辛抱が大事なようです。また一つ、教えられました。反省しきりです。(°O゜)☆\(^^;) バキ!

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こちらがI-O DATA SDカードリーダー機能付WiFi 無線LAN ポケットルーター、「WN-G300SR」

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そしてこちらが「WN-G300SR」に接続して使っているモバイルバッテリー「Poweradd Ombar ijuice 3350mAh」。なんと799円(Amazon、2016年12月27日現在)という安価なバッテリーですが、私の場合は今のところ、うまく動いています。


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録音したラジオ番組を聴取するための、とっておきの秘策を考えつきました [ラジオを聴いている]

以前にも書きましたが、私はポータブルラジオレコーダー(SONY ICZ-R51)やBluetooth対応CDラジオ(SONY ZS-RS80BT)を使ってSDカードに録音したラジオ番組を、通勤時等にSDカードを直接挿し込んで使えるモバイル・オーディオプレーヤー(YAMAZEN EA-SD60)を使って聴いていました。
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こちらが山善(YAMAZEN) キュリオム SDオーディオプレーヤー EA-SD60。幅4.8×奥行7×高さ1.9cmと小型で、単四乾電池一本で動作します。

このやり方には一つだけ大きな不満がありました。それはオーディオプレーヤーでの再生時にスキップが出来ないことです。早送りはなんとか可能なものの、その動作もとても遅く、長く飛ばそうと思うと使い物になりません。たとえばTBSラジオの「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(毎週木曜日25:00~27:00))やNHK FM「ジャズ・トゥナイト」(毎週土曜日23:00~25:00)、InterFM「RADIO DISCO」(毎週土曜日14:00~17:00)といった長尺のラジオ番組の場合、途中から再生したいことがままあるのですが、私のオーディオプレーヤーですと、ポーズ(一次停止)のままにしておくか(この場合、電池はその間中消耗し続けます)、早送りボタンを何分(場合によっては10分以上)も押し続けるかしか方法がなく、とても不便でした。

パソコンやスマートフォンで録音した音声ファイルを聴く場合は、(再生ソフトに表示されている横長のバー等を操作することで)自由に好きなところから再生できてとても便利です。そこで、私も(オーディオプレーヤーではなく)スマートフォンを使って、録音したラジオ番組を聴きたいとも思ったのですが、スマートフォンで聴くためには、SDカードに録音した音声ファイルをいちいちスマートフォンに転送(コピー)することが必要となり、その手間がとても煩わしく思われ、これまで躊躇をしていました。

ところが先日、Wifi SDカードリーダーなるものがあることを知りました。これは小型・軽量の外付けのSDカードリーダーで、Wi-Fi機能を標準搭載しており、、スマホやタブレットといった、周辺機器を接続するのが難しいデバイスでもワイヤレスで機器と接続できるようになるといるというものです。そのためバッテリーを内蔵して電源に接続せずに利用できるようになっています。探してみると、PQIの「Air Drive」という機器ならば、16GBのSDカードが一枚付いて二千円以下(2016/10/20時点、現在は残念ながら値上がりして高くなっています)で購入することができます。早速入手してみると、大きさは名刺入れ程度(幅5.4x奥行8.5x高さ0.8cmと、さらに小さい)で薄く、SDカードスポットとUSB接続端子、そしてWifiのOnOffスイッチのみを備えたシンプルな外観のデバイス(重さは41g)でした。充電すると5時間程、Wifiを使った接続が可能とのことで、早速録音した音声ファイルの入ったSDカードを挿しこんでWifiでスマートフォンと接続、専用ソフト(「PQI Air」)でSDカード内のファイルを確認することができます。そして、目的の音声ファイルをクリックすると、再生ソフトを選ぶ画面となり、上手く聴くことができました。勿論、ソフトのバーを操作することで、好きなところから再生することができます。これは便利です。

これにブルートゥース接続のノイズキャンセリング・ヘッドフォンを使えば、Wifi SDカードリーダーとスマートフォンを鞄に入れたままでも気軽に録音したラジオ番組を楽しむことができるようになります。残念ながら、これまで愛用していたソニー製のブルートゥース接続ノイズキャンセリング・ヘッドフォン(MDR-NWBT20N)は失くしてしまったので、なんとかもう一度手に入れようと、毎日、ネットオークション等で格安の出品を探す毎日です(苦笑)。

これで、私のラジオライフは更に充実したものになりました。私と同様、ソニーのポータブルラジオレコーダーやBluetooth対応CDラジオを使ってSDカードにラジオ番組を録音して楽しんでいる方(そんなに多くはいないのでしょうが・・・(☆_@;)☆ \(`-´メ) )には、Wifi SDカードリーダーを使って、タブレットやスマートフォンで聴取する方法はとても便利かと思います。(「Air Drive」以外でも)他にも色々なメーカーから同じような機器が出ていますので、是非一度、導入を検討してみては如何でしょう。本当に便利ですよ。


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こちらがPQI「Air Drive」。更に、搭載されているEthernetポートに有線LANを接続することで、Wi-Fiアクセスポイントとして利用することが可能なものや、内蔵バッテリーからスマホやタブレットなどに電力を供給する「モバイルバッテリー」として転用できる機能を備えた製品もあります。


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今日の朝、録音していたラジオ番組を聴いていて、あることに気付きました [ラジオを聴いている]

今日の朝、通勤途中の電車の中で、前に録音していたラジオ番組を聴きました。それは9月16日(金)にNHK FMで放送された「古楽の楽しみ」でして、金曜日はリクエスト特集で、その中のアンティークの楽器を使った録音を紹介する「古楽博物館」のコーナーでは、アンリ・エムシュ(Henri Hemsch 1700~1769年)が1751年に製作したオリジナルのクラヴサンを使って、セリーヌ・フリッシュ(Celine Frisch)が録音した、ラモーのクラブサン曲集が放送されました。

演奏も素晴らしかったのですが、何と言っても、そのクラブサンの見事な音色に、私は聴き惚れました。高音部の美しさもさることながら、中低音における豊かな響きが本当に素晴らしいです。思わず眼を閉じて、一生懸命この見事な音に耳を傾けているうちに、私はこのクラブサンの音を以前にも聴いたことがあるのではとの思いに囚われました。聴けば聴くほど、以前、これと同じ音を聴いたような気がしてなりません。

インターネットで検索してみて、私はこの自分の思いが正しかったことが分かりました。ブランディーヌ・ヴェルレ(Blandine Verlet 1942年~)が2011年に録音したF.クープランのクラブサン曲集が、同じ楽器を使っていたのです。このヴェルレの録音は私の愛聴盤(このCDを紹介した記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28)で、何度も聴いていたので、クラブサンの音色が耳に残っていたようです。

更に調べてみると、このアンリ・エムシュの1751年製のクラブサンを使った録音は他にもいくつかあり、中には日本人のチェンバリスト、三和睦子さんの演奏によるラモーの作品集もあるようです(私は未聴)。

クラブサン製作者のアンリ・エムシュについては、よく拝見させて頂いているOgawa氏のブログ「私的CD評」内の記事「ラモーのクラヴサン組曲をオリジナルのフレンチ・チェンバロで聴く」http://blog.goo.ne.jp/ogawa_j/e/7e89a3a8f2674c5cb297224c09485972で、詳しく解説されています(勝手に紹介していますが、問題がありましたら連絡下さい。すぐに削除致します)。今日は、ふとしたきっかけでアンリ・エムシュ製作のクラブサンについて、色々と知ることができました。インターネットって、本当に便利ですね。

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写真はCeline Frischの演奏によるJean-Philippe Rameau 「Nouvelles suites de Pieces de clavecin: Suite in G major - minor: VII. L'enharmonique」(CD)

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(2016年11月28日追記)
先日、録音したNHK FM「古楽の楽しみ」(11月18日放送「 リクエスト・ア・ラ・カルト」)を聴いていたところ、クリフトフ・ルセ演奏のラモー作曲「新しいクラヴサン曲集から“エンハーモニック”」をかけるにあたり、使用楽器が件の、アンリ・エムシュ(Henri Hemsch 1700~1769年)が1751年に製作したオリジナルのクラヴサンであると紹介していました。調べてみると、このルセのラモーの全集では第一組曲以外で、この楽器が使われています。このように歴史的な名器となると、色々な名手の録音で使用されているのですね。265年前の楽器ながら他の奏者の演奏と同様、とてもフレッシュで豊かな音色が印象的でした。


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NHKーFM「現代の音楽」のシリーズ「21世紀への潮流」でアリフレド・シュニトケが特集されました [ラジオを聴いている]

毎週日曜日の朝にNHK-FMで放送される、作曲家の西村朗氏がMCを務める「現代の音楽」は現代音楽の魅力を分かりやすく解説し、紹介してくれる、私にとってとても大切なラジオ番組です。このうち、毎月、第一週、第二週の放送はシリーズ「21世紀への潮流」ということで、現代音楽の歴史に重要な足跡を残した作曲家にスポットを当てて紹介する内容となっていて、今年の4月、5月はルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio 1925~2003年)、6月と7月はジョン・ケージ(John Cage 1912~1992年)、そして今回、8月から9月にかけてはアリフレド・シュニトケ(Alfred Schnittke 1934~1998年)が特集されました。

シュニトケは、ドイツ系ユダヤ人を父としてソ連に生まれ、ウィーンとモスクワで音楽教育を受けたのち、1990年までソ連に留まりました。その作風は伝統的な作曲手法をベースにしながらも、西側の前衛的技法を積極的に盛り込んだもので、オペラ、交響曲、室内楽から映画音楽まで幅広いジャンルにわたる作品を残しました。シュニトケは1990年にドイツ・ハンブルクに移住し、98年同地で亡くなりますが、既に1980年代から世界中の音楽家によって演奏されるようになりました。(以上、NHK-FM「現代の音楽」HP「放送予定」からの引用です)

私はこれまでシュニトケの作品、それもバイオリン曲の幾つかを聴いたことはありましたが、こうして、まとめて彼の作品を聴いたのは初めてです。そして、私は、それらの現代性と素晴らしさに驚かされ、この作曲家に一気に惹かれることとなりました。「バイオリン・ソナタ 第2番“クワジ・ウナ・ソナタ”」「合奏協奏曲 第1番」「モーツ-アルト・ア・ラ・ハイドン」「3人の協奏曲」を初めとする作品はどれも尖鋭的かつ音楽性に満ちたもので、聴く者を一秒たりとも飽きさせることはありません。本当に素晴らしい現代作曲家だと思います。これから、私は彼の他の作品が収められたCDを探す毎日となりそうです。番組の最後に西村朗氏がシュニトケ関連の本(「シュニトケとの対話」「シュニトケの無名時代」)を推薦していたので、早速、図書館に貸出を予約しました。

こうして私は「現代の音楽」というラジオ番組を通じて、新たな音楽体験を得ることができました。今回、エアチェックした四回に亘るシュニトケの特集番組の、曲の演奏部分のみを抜き出してCD(二枚)に焼いたので、当分はこの自家製のCDを繰り返し聴くことになりそうです。

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こちらはシュニトケ「映画音楽集(4CD)」、ラジオではシュニトケが若い時期に映画音楽を多く手がけたことが紹介されていました。彼がどんな音楽を作っていたのか興味は尽きません。とはいえ、最初はやはり、彼の現代音楽曲をしっかりと聴いてみたいですね。


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この週末、お気に入りのラジオ番組を聴いていると、また、とても懐かしい曲が流れてきました [ラジオを聴いている]

前にも書きましたが、毎週日曜日の夕方4時からNHK FMで放送される、片寄明人氏がMCをつとめる「洋楽グロリアス デイズ」は「1970年代から80年代にかけてヒットした洋楽ナンバーで満載の音楽専門番組」(以上、番組HP「番組紹介」からの引用)で、70年、80年代に少年~青年時代を過ごした私にとって(毎週必ずエアチェックする)とても大切なラジオ番組です。

先週の放送(2016年9月11日)も楽しく聴いたのですが、先々週と同様、その中で、とても懐かく、そして良質なブラック・コンテンポラリーミュージックが流れてきました。それがSURFACEの、1989年に全米5位を記録した「SHOWER ME WITH YOUR LOVE」です。私がこの曲を聴くのは、一体何年ぶりなのでしょう? 本当に懐かしいです。以前、紹介したDEBARGEの「WHO'S HOLDING DONNA NOW」と同様、いかにも80年代といった感じの、メロディアスなバラードで、当時、私はこの曲が大のお気に入りでした。ストレートな愛の歌で、聴いているだけで心が温かくなり、そして元気が出ます。

今、改めて聴いてみても、この曲の輝きは少しも失われていないと思います。私にとって、かけがえのない、素晴らしい想い出の曲を改めて教えてくれたラジオ番組(「洋楽グロリアス デイズ」)に心から感謝しています。


こちらはYoutubeにアップされているSURFACE「SHOWER ME WITH YOUR LOVE」PV


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DEBARGEは80年代を代表するソウル・ポップグループです [ラジオを聴いている]

毎週日曜日の夕方4時からNHK FMで放送される、片寄明人氏がMCをつとめる「洋楽グロリアス デイズ」は「1970年代から80年代にかけてヒットした洋楽ナンバーで満載の音楽専門番組」(以上、番組HP「番組紹介」からの引用)で、70年、80年代に少年~青年時代を過ごした私にとって(毎週必ずエアチェックする)とても大切なラジオ番組です。

先週の放送(2016年9月4日)も楽しく聴いたのですが、その中で、とても懐かく、そして良質なソウル・ポップミュージックが流れてきました。それがDEBARGEの「WHO'S HOLDING DONNA NOW」です。当時、ディスコやラジオを通じて、私は「RHYTHM OF THE NIGHT」「I LIKE IT」「All This Love」をはじめとする(彼らの)個々の曲は知っていたものの、DEBARGEというグループ自体についてはまったく知りませんでした。今回、ラジオ番組を通じて初めてグループ名を知り、やっと、これらの80年代を代表する名曲が、(フランス系白人の父親とアフリカ系の母親の子供たちで結成された)アメリカの兄弟ソウルグループDEBARGE(1979~1991年)の作品であることを、恥ずかしながら知った次第です。

さっそく、「Ultimate Collection」と名付けられた彼らのベスト盤を入手し、聴いてみたのですが、懐かしさで一杯になりました。80年代の香りというか雰囲気一杯の曲ばかりですが、今、聴いてもセンスの良さ、メロディーラインの美しさに驚かされます。グループの中核メンバーであった五男、エルの歌声は、ジャクソンズ時代のマイケルにも似たハイトーンで、その透き通った声はとても魅力的です。この後、90年代以降、彼らの曲は良くサンプリングやカヴァーされているようですが、然も有りなんと思います。

この週末、自宅でこのCDをかけて、家内や娘たちに彼らの曲をもゆっくりと聴いてもらおうかな、などと考えています。

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写真はDEBARGE「Ultimate Collection」(CD)。ジャケット写真でのメンバーのファッション等はさすがに時代を感じさせるものですが、このCDから聴こえてくる音楽はホンモノですよ。


そして、こちらがYoutubeにアップされているDEBARGE「WHO'S HOLDING DONNA NOW」。名曲です。


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