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私が音楽ストリーミングサービス「Spotify」で今年一番よく聴いた曲は… [音楽を聴いている]

前の記事で、今や音楽を聴くのにインターネットによる音楽配信が主流になっていることを書きましたが、私の場合は昨年の6月に音楽ストリーミングサービス「Spotify」のプレミアム会員に登録、その後「家族会員」となり、家族全員(私、家内、長女、次女)がSpotifyで音楽を楽しむようになりました。

毎年、この年末のこの時期(12月)になると、Spotifyでは「今年のあなたのお気に入り総まとめ(My Top Songs)」ということで、一年間でよく聴いた曲をランキングにしたプレイリストを用意してくれるのですが、今年、私がSpotifyで一番聴いた曲はなんと、フィリピンの男性歌手、ダリル・オン(Daryl Ong 1984年~)が2016年に発表した、シャロン・クネタ(Sharon Cuneta 1966年~)の大ヒット曲「To love Again」のカバーでした(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-20

そして2位は日本のロックバンド、フジファブリックの「若者のすべて」(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-02-12、3位はアメリカのジャズグループ、ブレッカー・ブラザーズ(The Brecker Brothers)の1980年のライブ演奏「Funky Sean Funky Dew」(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-04-12、そして4位、5位には同じくダリル・オンが2015年に発表したアルバム「Daryl Ong」の収録曲が並びます。

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こちらがダリル・オンが2015年に発表したアルバム「Daryl Ong」。この、いかにもなジャケットデザインには、ちょっと引いてしまいますが(汗)、内容は素晴らしいものです。

たしか去年、2019年の一位は、イスラエル出身のピアニスト、イド・バー・シャイ(Iddo Bar-Shai 1974年~)による「F.クープラン : クラヴサン曲集」だったことを考えると、ここ一年でSpotifyで聴く音楽ジャンルが、大きく様変わりしたことになります。

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そしてこちらが2019年にSpotifyで一番よく聴いたアルバム「F.クープラン : クラヴサン曲集(Francois Couperin : Les Ombres Errantes / Iddo Bar-Shai)」

普段、私は通勤電車の中でよくSpotifyを使って音楽を聴くのですが、今年はコロナ禍の影響で会社に出社する機会が激減したこともあって、あまりSpotifyで音楽を聴く機会はありませんでした。また、自室でSpotifyを使ってジャズやクラシック音楽を聴くこともありましたが、同じ曲を何回も聴くというより、気になるアルバム・曲を一度聴いて、それで満足してそれっきり、ということが多かったかと思います。

移動中は、やはり長い曲よりも短めで聴きやすい曲を好んで聴いていたということなのでしょうか。それにしてもダリル・オンとは(絶句…)私はどれだけ「OPM」(Original Philipino Music 1970年代から本格的になった、フィリピン人が書き、歌い、演奏するポピュラー音楽)好きなのでしょう。いささか呆れた次第です。ご存じの方も多いかと思いますが、「OPM」は情感に溢れた、甘く切ないメロディが特徴でして、その上、フィリピンの歌手は男女を問わず本当に歌が上手いので、思わず夢中になって聴いてしまいます。


こちらはYoutubeにアップされている「DARYL ONG HIT SONGS MEDLEY | OPM」、最後の曲は2020年に私がSpotifyで一番よく聴いた曲「To Love Again」です。

コロナ禍の中、知らず知らずのうちに、私は「癒し」を求めていたのかもしれません。この意外な結果には私自身、本当に驚かされました。


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