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チェリビダッケの「リスボン・ライブ」を入手しました [音楽を聴いている]

少し前の話になってしまって恐縮ですが、4月9日の日本経済新聞の日曜版「NIKKEI STYLE」の記事を読んで、正規盤が出ていることを知り、慌てて入手したのが「リスボン・ライブ」の名で知られる、1994年にポルトガルのリスボンで、チェリビダッケ(Sergiu Celibidache 1912~1996年)がミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したブルックナーの交響曲第八番のライブ演奏のCD(二枚組)です。

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ブルックナー:交響曲第8番 セルジュ・チェリビダッケ(指揮)ミュンヘン・フィル(リスボン・ライヴ)

この録音は、長らくプライベート盤(海賊版)しかなかったことから、入手が非常に困難で、ネットオークションなどでも高値で取引される等、話題となっていたものです。今回、やっと正規盤が発売され、こうして簡単に入手できるようになりました。

以前にも書きましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2013-09-24、この、ルーマニアに生まれドイツで活躍した指揮者チェリビダッケの晩年の演奏、特にブルックナーについては、テンポがとても遅いことで有名でして、そのせいもあってか、音楽がとても「空間的」に聴こえます。結果、ブルックナーのあの長大な音楽をまるで巨大な伽藍の中で聴いているような感覚に襲われることとなります。その魅力は悪魔的と言っても良いものでして、多くの熱狂的なファンに愛されました。

私は正直に言うと、交響曲は苦手な方でして、あまり好んで聴くことはありません。ただ、ブルックナーについては、たまに聴いてみようと思ったりすることがあります(前にブルックナーの交響曲を聴いた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2021-04-20。以前の記事にも書きましたが、ブルックナーの音楽は私にとって、まさしく「夢」の音楽でして、どっぷりハマると超絶的に気持ちが良いのです。

さあ、いつ、この「リスボン・ライブ」を聴きましょうか? 実際、よっぱど時間的な余裕がある時でないと聴くことはできませんし、精神的にも落ち着いた時でないと、とてもブルックナーの音楽に付き合うことは出来ないと思います。なんだか当分の間は私の部屋のCDラックのこやしになってしまいそうですが(汗)、きちんと聴いた際にはこのブログに感想をアップしたいと思います。