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昨日、会社の先輩、友人と船を借りて葉山沖に釣りに行ったのですが… [釣りをしている]

昨日、船舶免許を持っている会社の先輩と、これまで何度も一緒に釣りに出かけている釣り好きの会社の同期(前回、一緒に釣りを楽しんだ時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-06-21と三人で船を借りて、神奈川県葉山沖での釣りに出かけました。

朝7時に会社の先輩が自宅まで車で迎えに来てくれて、荷物を積み込んで出発。いつも手漕ぎボート釣りでお世話になっている葉山釣具センターでオキアミやアオイソメといった餌や氷を購入して、葉山マリーナに向かいました。そしてマリーナで準備を整えて、この日借りる船外機付きの小さな船に乗り込むと9時半過ぎに出港しました。

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こちらが葉山マリーナ。隣のセブンイレブンで食べ物や飲み物を購入して戻る途中でして、写っているのは会社の先輩と同期の友人です。この日は私達以外でも釣行で船を借りているグループがいました。

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こちらはマリーナの駐車場近くに止められたヨットたち。今日、一緒に釣りをした会社の先輩はグループでヨットを一艘持っていて、このマリーナに停めているそうです。今度、乗せてくれるというので、その日を楽しみにしています。

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そして、こちらの写真が、この日借りた船でマリーナを出港しているところです。会社の先輩のプライバシー保護のため、顔の一部を隠しています。船を出港させたあたりでは、みんな釣る気満々だったのですが…

船に魚探はついているものの使い方も良く分からないまま、とりあえず菜島近くの沖に船を停めると、さあ、釣りの開始です。この日はビシ釣りをする予定だったのですが、冷凍のオキアミブロックがなかなか溶けなくて暫く待っている間に、友人が試しにビシカゴに何も入れず、天秤の先にサビキ仕掛けを付けたまま海に入れたとたん、なんと30cm程のホウボウを釣り上げてしまいました。これはもう爆釣の予感しかしません。三人とも慌てて半分凍ったオキアミをビシカゴにつめ、ウィリー五目仕掛けを付けて海に落としました。

ところが、最初こそ私の仕掛けに30cm近くのフグらしき魚がかかった(釣り上げる直前でバラしてしまいました)以外は何も釣れません。アンカーを落とさず、風・潮に任せて船を流すドテラ流しで釣りをしたのですが私がハゼを二尾釣ったくらいで、なんと午前は終了。さすがにこれではマズいと、今度は最初にホウボウが釣れた辺りに戻ってアンカーを落とし、船を固定させて私と友人はビシ釣り、会社の先輩はテンピンを付けたキス仕掛けで魚を釣ろうと頑張ったのですが、結局、3時過ぎまで、ビシ釣りの方では小さなフグやキタマクラばかり、キス仕掛けの方はハゼが一尾釣れた以外は何も釣れず、ほぼボウズで釣行を終える結果となってしまいました(涙)。

実は、こうして船をレンタルして釣りに臨んだのは3人ともほぼ、初めての経験だったのですが、やはり完全な勉強不足だったようです。魚探もうまく使えないまま、適当に沖に出たくらいでは魚は釣れないということを嫌というほど実感することとなりました。また今回、最初にたまたまホウボウが釣れたことで、かえって「沖さえでれば、なんか魚は釣れるはず」という変な自信がついてしまったのが敗因でした。次回は、きちんと釣れるポイントを予め調べておいて、魚探を駆使しながら魚を探して釣ろうと、先輩の家と自宅近くのお蕎麦屋さんで釣行後行った(反省会という名目の)飲み会で誓い合った次第です。

そんな散々な釣果にもかかわらず、釣りそのものはとても楽しかったです。天気にも恵まれ、南からの風でうねりはあったものの、波・風もお穏やかだったのこともあり、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。

この日かかったお金は船のレンタル代9千円とガソリン代2百円、餌と氷代が4千5百円ほどで、一人あたり5千円足らずでした。真夏はさすがに昼間の船釣りはキツいので、今度は秋、少し涼しくなってからリベンジしようという話になっています。それまでに色々と勉強しておかないと。いい意味で釣りの難しさを教えてもらった一日となりました。


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BSフジで放送している「名品再生 〜ネオレトロの世界〜」は、私が毎週楽しみにしているテレビ番組です [テレビを観ている]

私は普段、テレビというとNHKばかり観ているのですが(汗)、「タモリ倶楽部」「開運!なんでも鑑定団」や釣り番組と並んで、毎週楽しみに録画して観る民放番組が、BSフジで毎週日曜日の朝9時から9時半に放送されている「名品再生 〜ネオレトロの世界〜」です。この番組は、

靴、時計、オーディオ、車、楽器、鞄、古民家、アンティーク家具などを達人たちがレストア・リメイク・オーバーホール・メンテナンスしていきます! “良い物”、“本物”を長く大切に使う気持ちに基づいたオトナ趣味活を究める番組。 そして、この番組の主役はあくまでその“モノ”。一流のお店、一流の職人の元へお邪魔して、達人たちに新たな光と血を与えられる様をじっくりと見ていきます!
(以上BSフジHP番組紹介文の引用です)

というもので、使い込まれた古い名品たちが職人たちの手によって、見事に修理、再生される様子を紹介する番組です。物を大切に扱い、メンテナンスや修理をしながら永く使うのは日本人の美徳の一つかと思います。私も古い機械式の腕時計や、最近では先っぽを折ってしまった釣竿などを修理に出したりして大切に使っています(私が最近、腕時計の修理・オーバーホールをお願いした時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-02-03

この番組では、古いものがメンテナンス・修理されていく様が本当に見事に収められている上、職人の方々のこだわりの語りも面白く、観ていて飽くことがありません。BSフジオンデマンドではこれまで放送された番組を観ることができ(しかも無料)、その良心的な姿勢には感謝する次第です(過去の放送番組を観ることができるサイトはこちら→https://www.bsfuji.tv/ondemand/library/neoret.html

まだ、観たことがない方は是非一度、ご覧になってください。なかなか素晴らしい番組だと思います。

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こちらは「名品再生 〜ネオレトロの世界〜」でのライカの修理場面

(2022年8月4日追記)
その後、ふとしたきっかけで、任天堂が2006年に発売した家庭用ゲーム機「Wii」の動画配信サービス「Wiiの間」(サービス開始は2009年5月1日、2012年4月30日にサービス終了)で観ることができた「修理、魅せます。」の全番組(14話)がYoutubeにアップされていることを知りました。番組の内容は「名品再生 〜ネオレトロの世界〜」と同様、あらゆるいろいろな方の思いの詰まった古き物を修理する達人達とその見事な仕事ぶりを、こちらは石坂浩二さんのナレータと共に紹介するもので、当時、私は夢中になって観た記憶があります。今、観ても飽きることのない素晴らしい番組だと思います。興味のある方は是非、こちらもYoutubeで検索して観てみて下さい。


こちらはYotubeにアップされている「修理、魅せます。 #001「写真」」


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帰りの通勤電車の中で、松尾スズキ著「老人賭博」を読み終えました [本を読んでいる]

一昨日の帰りの通勤電車内で、松尾スズキ著「老人賭博」(文春文庫)を読み終えました。この本は、私が北九州市八幡西区黒崎で小中高校生時代を過ごしたことを知っている会社の同僚(彼自身は北九州市門司区出身)が「〇〇さんの故郷が舞台となっている小説で、そーとーくだらないですけど、読んでみます?」と貸してくれたものです。あまり気乗りはしなかったものの(汗)、せっかく貸してくれたのだからと読んでみました。

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松尾スズキ著「老人賭博」(文春文庫)

コメディ映画だけが救いの若きマッサージ師・金子堅三は、客として出会った映画監督・海馬五郎に「弟子入り」することに。はじめての撮影現場は、北九州のさびれたシャッター商店街だった。そこでスタッフやキャストが退屈しのぎにはじめた賭けは、78歳にして初主演の老優・小関泰司のNG回数を当てるというものだった……。
賭けねば、へたれだ。逃げ場はない! 北九州のシャッター商店街が心ない賭博のワンダーランドと化す──。映画撮影に打ち込む人々の心の黒さと気高さを描く爆笑&涙の小説。(以上「Amazon」の松尾スズキ著「老人賭博」商品ページからの引用です)

著者である松尾スズキ氏も北九州市八幡西区の出身ということもあってか、今はさびれたシャッター商店街と化した黒崎の街と、そこにたむろするしょうもないヤンキーをはじめとした怪しい人々の様子が、本当に生き生きと、屈折した愛情を込めて描写されていて、私も思わず引き込まれました。それにしても話自体は「極めてオーソドックスなスラップスティック・コメディ」(文庫本のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏による「解説、あるいは解説にかえて」からの引用)よろしく、なんともくだらないものながら、市井の人間のバカバカしさというか悲しい性のようなものを見事に泣き笑いへと昇華させる著者の筆力には感心しました。

小説の中で黒崎は「白崎」になり、センセイは多分著者自身なのでしょう。そして小関泰司のモデルは間違いなく名脇役俳優でありエッセイストとしても知られた殿山泰司(とのやま たいじ 1915〜1989年)なのだと察することができます。他の登場人物たちも、分かる方には誰がモデルになっているのか容易に想像がつくのでしょう。もう、それだけで、この小説の面白さは確約されたようなものです。その中でも主人公の金子堅三は、小説の上では狂言回しのような役ながらも、著者の創作なのかもしれませんが、ひときわ際立った、個性的で魅力的な人物に感じられました。

ちなみにこれまで私が殿山泰司氏の著作について書いた記事はこちらとなります。
「横浜 伊勢佐木町の古本屋で、懐かしい文庫本を購入してしまいました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-02-17
「「殿山泰司ベストエッセイ」を読みました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-03-09

私は、それなりに面白く、この小説を読みました。これから機会を見つけて彼の他の小説を読んでみたり、舞台も観てみたいなぁと思った次第です。


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自宅近くのバーでクラガンモアというウィスキーを頂きました [お酒を飲んでいる]

先日、一人で横浜、大黒の海釣り施設で釣りを楽しんだ後(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-07-16、自宅近くの中華料理屋で生ビールやハイボールと共に晩御飯を食べ、更にその近くにあるバー「リンドバーグ」に立ち寄りました。

バーの若いマスターに「シェリー樽で熟成されたウィスキーを何か、オンザロックで貰えますか?」と尋ねて、彼が用意してくれたのが、スコットランド、スペイサイド地方にて作られているクラガンモア(CRAGGANMORE)の12年物のウィスキーです。

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こちらがこの日、頂いたクラガンモア12年。クラガンモアについてはウィスキー専門サイト「BARREL」で詳しく紹介されていて、とても勉強になります。興味のある方は是非一度、見てみて下さい。→https://www.barrel365.com/cragganmore/

このクラガンモア、熟成樽はバーボン樽がメインですが他にシェリー樽やポートワイン樽も使用されているようで、シェリー樽のフレーバーはあまり感じられないものの(私の飲んだ12年物はバーボン樽のみで熟成されているという話もあります)、果実の香りも良く、飲み口の軽い、麦の甘さが特徴的な、優しいシングルモルトウイスキーです。

値段も手頃で(ネットでは一本、4千円から5千円程度で入手することができます)、普段飲みのウィスキーとして良いんじゃないでしょうか。私は調子に乗ってしまって二杯頂き、それなりに酔っぱらってしまいました。(°O゜)☆\(^^;) バキ!

たまにはこういうウィスキーをのんびり頂くのも良いですね。これからも機会を見つけて飲んでみようと思った次第です。


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エチオピアの修道女であり女流ピアニストでもあるエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルーの演奏を聴きました [音楽を聴いている]

先日、ふとしたきっかけで、エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー(Emahoy Tsegué-Maryam Guèbrou 1923年~)というエチオピアの、修道女でありピアニストである女性のことを知り、さっそくYoutubeで演奏を聴いてみることにしました。彼女は、

1923年にアディスアベバに生まれた彼女は、幼少期をスイスとエジプトの音楽学校で学び、クラシックの教育を受けたが、41年にエチオピアがイタリア占領から解放されると、祖国に戻った彼女は伝統的な宗教音楽の魅力を再発見し、エチオピア正教会の修道女となった。(中略)彼女は84年に正教の聖地イスラエルに移住し、今も現役で演奏しているという。(以上「Amazon」におけるCD「Ethiopiques Vol.21」におけるボルゾイ氏によるカスタマーレビューからの引用です。)

とのことです。

聴いてみると、これまで、あまり聴いたこともないような独特の音楽世界に驚かされました。彼女の音楽はアフリカの教会音楽にエリック・サティをはじめとする西洋クラシックの要素を加えたものと評されているようですが、エチオピア特有のオリエンタリズムが充満したメロディはジャズっぽく、そしてブルージーなもので、何とも言えない味があります。

彼女の音楽は部屋で流しっぱなしにしても、気にならないというか、自然と耳に入ってくるような感じで聴きやすいものです(そういう意味で、彼女の音楽をアンビエントともポスト・クラシカルと言う方もいるようです)。世界には色々な音楽があること、そして音楽が無限の可能性を持っていることを実感します。私にとって貴重な音楽体験となりました。


こちらはYoutubeにアップされている「Emahoy Tsegue Maryam Guebrou nonstop audio」


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また一人で大黒海釣り施設での釣りを楽しみました [釣りをしている]

今週の木曜日(7月14日)、前回のリベンジを果たすべく、私はまた会社を休んで、横浜、大黒海釣り施設で早朝から午後三時くらいまで、一人で釣りを楽しみました(前回訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-07-05

前回同様、最初はサビキ釣りを試したものの、やはり小さなイワシしか釣れなかったので、早々にサビキ釣りは諦め、投げ竿(プロマリン「ワンダーサーフ330」)と、最近、中古で入手したチョイ投げ専用ロッド(ダイワ「ディースマーツ 783L-S」)を取り出し、アオイソメを餌にして釣り始めました。

最初はプロマリン「ワンダーサーフ330」だけで始めたのですが、首尾よくシロギス一尾が釣れたことに味を占め、ダイワ「ディースマーツ 783L-S」も用意して、0.4号のPEの先に1.5号のフロロカーボンのショックリーダーを巻いた小型リール(シマノ「ナスキーC2000S」)に小さな遊動天秤(プロマリン「ちょこっと遊動天秤(8cm)」)と5号の錘を結び、チョイ投げ用の二本針の仕掛けを結んで餌をつけ(釣り専門用語ではこうした、それほど長くない軽めの竿に細い糸を巻いた小型リールを組み合わせたものを「ライトタックル」と言うようです)、さっそく、この竿を手持ちにして釣り始めました。

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ダイワ「ディースマーツ 783L-S」。もう生産中止になってしまっているようですが、チョイ投げ用の軽い専用ロッドとして、ネットオークションや中古市場では根強い人気があるようです。私は釣具屋のタックルベリーが運営するネット販売サイト「ベリーネット」で中古の良品を一万円ちょっとで入手しました。全長は2.34mで仕舞寸法は84cm、カーボン含有率は97%、自重は105gと軽量で対応するPEラインは0.3-0.5号、対応ルアー重量は3-18g、5号位までの錘を付けて投げることができます。

すると、ダイワ「ディースマーツ 783L-S」には面白いように魚がかかりました。結局、この竿だけでシロギス2尾、カサゴ6尾、そして、なんとタコ1匹まで釣り上げ、前回のリベンジを十分果たすことができました。

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こちらがこの日の釣果。カサゴは25cmクラスのものが2尾含まれています。仕掛けが根がかりしたかと思って、一生懸命外そうとしたところ、根がかりではなくタコがかかっていました。ライトタックルでのチョイ投げ釣りでタコがかかってしまうと、釣り上げるのに一苦労します。鬼門です。

今まで堤防からの釣りというとサビキ釣りばかりだった私がチョイ投げ釣りを本格的にやったのは、今回が初めてだったのですが、さっそくチョイ投げ釣りの魅力にハマることとなりました。本格的な投げ竿での釣りも良いのですが、このチョイ投げ専用ロッドでは小さなアタリ含め、水中の様子が敏感な竿を通じて良く分かり、まるで竿、糸、そして仕掛けから針までが自分の手の延長になっているかのような錯覚を覚えます。これは面白いです。あと、やはり生餌は釣れますね。今までサビキ釣りなどで疑似餌ばかりの釣りをしていた私にとっては、生餌の方が釣れることに改めて気付かされた次第です。

このように、きちんと竿を手持ちにして釣る楽しさは別格のものです。私もこれまで、諸先輩からのアドバイスもあって、なるべく竿は手に持つようにして釣りを楽しんでいたのですが、最近はかまけて置き竿にしてしまうことが多くなっていました。今回、チョイ投げ専用ロッドのような、短く軽めの竿を手に持つ事で、竿先に伝わるアタリなどの感触を存分に感じることができ、釣ることの楽しさを実感することができました。

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こちらがこの日の私の釣り座の様子。写真を撮るために一旦、サビキ用に取り付けたロッドホルダーに竿を置いています。ダイワ「ディースマーツ 783L-S」で立て続けに釣れたこともあって、プロマリンの「ワンダーサーフ330」は既に片付けてしまっています。

こうしてサビキ釣りに加えてチョイ投げも楽しむことができるようになり、私の堤防からの釣りのレパートリーが拡がりました。今後、釣りがもっと楽しくなるのではと期待しています。そしていつかは、フカセ釣りのような、ウキを使った釣りもやってみたいです。

これって、やっぱり釣りにはまっているということなのかしら?
(°O゜)☆\(^^;) バキ!


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恥ずかしながら、最近になってエリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲールという女性作曲家のことを知りました [音楽を聴いている]

恥ずかしながら、最近になって、エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(Élisabeth Jacquet de La Guerre 1665~1729年)という、フランス・バロック音楽の作曲家、クラヴサン奏者を知りました。彼女は、幼い時から神童と持て囃され、ルイ14世に御前演奏を行い、それからヴィルトゥオーソとして、またルイ14世の寵臣として活動を続けた、当時としてはとても珍しい女性作曲家でありクラヴサン奏者です。Youtubeで彼女の曲の演奏を聴き、すっかり気に入ってしまった私は、クラブサン曲(全曲)とヴァイオリンソナタのCDを入手、機会を見つけてはこまめに聴いています。

入手したCDのうち、最初に聴いたのは「Complete Harsichord Works」と題されたBRILLIANTレーベルの二枚組でした。1687年、彼女が20代前半の時に発表したクラブサン曲集(全四曲)では、あふれ出る音楽的才能を感じることができますが、私がびっくりしたのは1707年に発表されたクラブサン曲集(全二曲)です。音楽的な完成度というか円熟度がぐっと増していて、彼女の音楽的な才能が見事に花開いていると言えば良いのでしょうか。これは素晴らしいですね。聴きごたえがあります。

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こちらが私が入手したFRANCESCA LANFRANCOによる「COMPLETE HARPSICHORD WORKS」(CD二枚組)

Wikipediaによると「ジャケ・ド・ラ・ゲールは、フランスにおける「イタリア趣味」の初期の受容者のひとりである」とのことですが、確かに彼女の中期以降の音楽には(フランス伝統の音楽に加えて)イタリア的な旋律の美しさ、カンタービレも加わった、他の同時期の作曲家とは一味違った音楽的個性を感じます。

もう一つのCD、ヴァイオリンとクラヴサンのためのソナタ(全六曲)はヒロ・黒崎に師事しているスペインの女性ヴァイオリニスト、リナ・トゥル・ボネト(Lina Tur Bonet )によるものです。クラブサン曲集と同じく、1707年に発表されたものですが、こちらも曲としての完成度が素晴らしく、美しいバイオリンの旋律も相まって、聴いている人間を幸せな気持ちにさせてくれます。その歌心には飽きることがありません。

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そしてこちらが「Elisabeth Jacquet de la Guerre: Sonatas para violin」(CD)

こうして私は、新たな曲に出合うことができました。今度は彼女が1695年に発表した、「アルカンジェロ・コレッリの様式とフランス人の音楽趣味を巧みに折衷した」(同じくWikipedia解説文からの引用)と評されるトリオソナタも聴いてみようと思っているところです。


こちらはYoutubeにアップされている「Elisabeth-Claude Jacquet de la Guerre - Suite in A minor」。1687年に発表されたクラブサン曲集の一曲ですが、彼女の豊かな音楽的な才能を十分味わうことができます。それに加えて、Elloit Figgによる演奏は素晴らしいものです。


そしてこちらが「Elisabeth Jacquet de la Guerre- Violin Sonata No.1 in D minor」


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宮崎成人著「教養としての金融危機」を読み終えました [本を読んでいる]

今週の火曜日に、自室で宮崎成人著「教養としての金融危機」(講談社現代新書)を読み終えました。この本はたしか、今年のはじめ頃に日本経済新聞で書評を読んで興味を持ち、図書館で貸出予約をしたのですが、既に多くの予約者がいて、何ヶ月も待って、やっと借りることができました。

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宮崎成人著「教養としての金融危機」(講談社現代新書)

本書は、ここ100年間に起きた金融危機を大まかに解説したものなのですが、経済に詳しくない私でも、なんとか、それなりに理解することが出来ました。読みながら、常に感じていたのはお金というものの恐ろしさ、怖さと、それに振り回される人間の愚かさです。もちろん、私も例外ではありません。金融危機は終わってしまえば、なぜこういうことが起きたのか分析し、二度と起きないよう、予防策を打つことは、ある程度は可能です。しかし、危機はまた、必ず起きます。なんともやるせない話ではありますが、人間に欲がある限り、これは致し方ないことだと思います。

今年になってから、世界の状況は大きく変わり、人類は、今、まさしく危機の真っ只中にいます。これから世界はどうなるのか考えると、暗鬱な気分になることが多いのですが、それでもこの世界が少しでもより良いものとなるよう努力するしかないと思います。私は、この本を読みながら、そんな雑感を抱きました。


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ジャズピアノを習い始めました(12)   [楽器を練習している]

先週の土曜日(7月2日)にジャズピアノのレッスンを二週間ぶりに受けました。今、練習している曲は「My One And Only Love」「My Favorite Things」「Moanin'」でして、特に「Moanin'」は前回のレッスンからブルーノートスケールに基づくソロパートも追加され、かなりジャズっぽくなってきました。

今回のレッスンで言われたことは、左手で弾くパートの音を小さく、右手で弾くパートを大きい音で弾くことです。このことは、これまで何度も言われている事なのですが、いつも間にか曲を弾くことばかりに気をとられて、つい忘れてしまいます(泣)。左手のパート(コード)を大きく弾いてしまうと、なんとも素人っぽくなってしまうんですよね。こればかりは練習して克服するしかありません。頑張らなくっちゃ。

そして新たに「I Can't Get Started」も課題曲として加わることになりました。やりがいがあります。曲以外にもリズムパターンやスケール、コード等、練習することはいっぱいあります。せっかく、こうして習っているのですから、きちんと練習して次回のレッスンに挑もうと、決意を新たにしたところです。


こちらはYoutubeにアップされている「Barry Manilow - I Can't Get Started」。良い曲です。


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先週の金曜日に一人で大黒海釣り施設での釣りを楽しみました [釣りをしている]

先週の金曜日(7月1日)に会社を休んで、早朝から横浜、大黒の海釣り施設に行き、お昼過ぎまで一人で釣りを楽しみました。

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こちらが横浜、大黒の海釣り施設。前回、初めてこの施設で釣りを楽しんだ時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-06-21

今回、私は竿を二本用意し、足元のサビキ釣りとぶっこみサビキをしました。この日は風が穏やかだったのですが、関東地方の梅雨明け後の猛暑日が続いていたこともあって、気温、水温共にとても高く、釣りにはちょっと不向きだったようで、施設近くを回遊してくる魚も少なく、結局、小さなイワシが三尾釣れただけという、なんとも寂しい釣果に終わってしまいました(泣)。

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この日の私の釣り座の様子。右の竿(シマノ「ラディックス 1.5号 530」)で足元のサビキ釣り、左の竿(同じくシマノの「ホリデーパック(10-270T)」)ではぶっこみサビキをしています。この日、釣れたのはぶっこみサビキの方でした。

私は昨年の8月に釣りを始めてから、堤防からは主にサビキ釣りばかりを楽しんでいたのですが、今回、やはりサビキ釣りだけだと釣果に限界があることを思い知らされました。周りで、投げ釣りやタコ釣りを楽しんでいる方たちは、朝マズメ以外の時でもシロギスやイシモチ、タコなどを釣り上げていました。これからは私も朝夕のマズメの時はサビキ釣り、それ以外の時は投げ釣りを楽しむといったように、釣り方のレパートリーを増やしていこうと思った次第です。

ちょうど、先日、プロマリンの「ワンダーサーフ330」というグラスロッドをとても安価(2000円程度)で入手したこともあり、次回はこれも持参してカゴ釣りや、天秤仕掛けを使った投げ釣りにも挑戦してみようと考えています。サビキ釣りは手軽な釣りですが時間帯とタナを選ぶ、それなりに難しい釣りなんだということが次第に分かってきたことは、自分なりの成長の証なのかなと感じているところです。

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こちらが先日入手したプロマリン(PRO MARINE) ロッド ワンダーサーフ330。自重は248gと軽量ながらも適合鉛は15〜25号と、それなりに本格的な投げ釣りにも対応しています。そして何といっても非常に安価です。私は電子掲示板サイトでこの竿が絶賛されているのを知り、思わずオンラインショップで入手してしまいました。

これって、私も釣りに少しづつはまってきているってことなのでしょうか?(爆)


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