NHK-FMの音楽番組「古楽の楽しみ」でコレッリの「アッシジのソナタ」を聴きました [ラジオを聴いている]
前の記事で、姉が開いたコンサートでヘンデルのトリオソナタ 作品2-1を聴いたこと、そしてヘンデルはコレッリの影響を強く受けたことを書きましたが、このイタリアの作曲家、ヴァイオリニストでもあったアルカンジェロ・コレッリ(Arcangelo Corelli 1653~1713年)は私の大好きな作曲家です。
先日、以前に録音したNHK-FMの音楽番組「古楽の楽しみ」を聴いていたところ、今年11月18日の放送「17世紀~18世紀にローマで活躍したコレッリの作品1」で「アッシジのソナタ」が紹介されていました。このソナタ集は、
16~17歳の若き日のコレッリがボローニャで書いた『アッシジのソナタ』は、1963年にアッシジの聖フランチェスコ教会で手稿譜が発見された12曲からなるヴァイオリン・ソナタ集。発見から長い年月をかけて手稿譜の研究、分析、校訂を行い、作曲者の没後300周年となった2013年に世界初演、レコーディングが実現した。
(以上、東京エムプラスによるエンリコ・ガッティ「アッシジのソナタ」のCD紹介文からの引用です。一部編集しています)
ものです。今回、始めて、この若きコレッリのソナタ集を、私は新鮮な感動と共に聴き入りました。これらの曲がコレッリがわずか16~17歳の時に作曲されたものとは、驚き以外の何物でもないですね。確かに壮年期の主要作品と比べると曲想や完成度の点では僅かながら劣るところがありますが、何とも典雅で美しいソナタ集です。
「アッシジ」というと、私には苦い思い出があります。以前(といっても、30年以上前ですが)1990年代にドイツに赴任していたときにイタリアに何度か旅行し、世界遺産のあるシエナとアッシジを訪れようとしたことがあります。結局、シエナには行くことができたものの、アッシジへの訪問は叶わず、その後アッシジの世界遺産であるサン・フランチェスコ大聖堂は1997年に発生したウンブリア・マルケ地震で、聖堂の建物は大きく損傷してしまいました(2000年に修復済)。
こちらはYoutubeにアップされているアッシジのガイド動画。美しい街並みが本当に素敵です。いつか訪れてみたいものです。
そんな、私にとって未だ思い入れのあるアッシジに、若きコレッリの手稿譜が眠っていたこと自体が私にとっては驚きでした、そんな経緯からもこの曲集は特別なものとなりました。こうして聴くことができて良かったです。さっそく音楽配信サービスの「Spotify」で、ラジオでも放送されたエンリコ・ガッティのソナタ集をダウンロードしました。今や、この録音は私の愛聴盤となっています。
E.ガッティとアンサンブル・アウローラによる世界初録音「アッシジのソナタ」(CD)
今回は、コレッリの「アッシジのソナタ」について、私の雑感も含め、簡単に紹介させていただきました。興味をもたれた方は是非、一度聴いてみて下さい。16~17歳でこれらの曲集を作曲したコレッリの才能と、曲そして演奏の素晴らしさにきっと驚かれるかと思います。
先日、以前に録音したNHK-FMの音楽番組「古楽の楽しみ」を聴いていたところ、今年11月18日の放送「17世紀~18世紀にローマで活躍したコレッリの作品1」で「アッシジのソナタ」が紹介されていました。このソナタ集は、
16~17歳の若き日のコレッリがボローニャで書いた『アッシジのソナタ』は、1963年にアッシジの聖フランチェスコ教会で手稿譜が発見された12曲からなるヴァイオリン・ソナタ集。発見から長い年月をかけて手稿譜の研究、分析、校訂を行い、作曲者の没後300周年となった2013年に世界初演、レコーディングが実現した。
(以上、東京エムプラスによるエンリコ・ガッティ「アッシジのソナタ」のCD紹介文からの引用です。一部編集しています)
ものです。今回、始めて、この若きコレッリのソナタ集を、私は新鮮な感動と共に聴き入りました。これらの曲がコレッリがわずか16~17歳の時に作曲されたものとは、驚き以外の何物でもないですね。確かに壮年期の主要作品と比べると曲想や完成度の点では僅かながら劣るところがありますが、何とも典雅で美しいソナタ集です。
「アッシジ」というと、私には苦い思い出があります。以前(といっても、30年以上前ですが)1990年代にドイツに赴任していたときにイタリアに何度か旅行し、世界遺産のあるシエナとアッシジを訪れようとしたことがあります。結局、シエナには行くことができたものの、アッシジへの訪問は叶わず、その後アッシジの世界遺産であるサン・フランチェスコ大聖堂は1997年に発生したウンブリア・マルケ地震で、聖堂の建物は大きく損傷してしまいました(2000年に修復済)。
こちらはYoutubeにアップされているアッシジのガイド動画。美しい街並みが本当に素敵です。いつか訪れてみたいものです。
そんな、私にとって未だ思い入れのあるアッシジに、若きコレッリの手稿譜が眠っていたこと自体が私にとっては驚きでした、そんな経緯からもこの曲集は特別なものとなりました。こうして聴くことができて良かったです。さっそく音楽配信サービスの「Spotify」で、ラジオでも放送されたエンリコ・ガッティのソナタ集をダウンロードしました。今や、この録音は私の愛聴盤となっています。
E.ガッティとアンサンブル・アウローラによる世界初録音「アッシジのソナタ」(CD)
今回は、コレッリの「アッシジのソナタ」について、私の雑感も含め、簡単に紹介させていただきました。興味をもたれた方は是非、一度聴いてみて下さい。16~17歳でこれらの曲集を作曲したコレッリの才能と、曲そして演奏の素晴らしさにきっと驚かれるかと思います。
12月に入り二週続けて、週末に行われた家族や知人のコンサートに行きました [演奏会ノート]
12月に入り、二週続けて週末に、家族や知人の開いたコンサートに行きました。12月最初の日曜日は、姉が千葉県、浦安音楽ホールで行ったコンサートがあり、家内、長女と一緒に行きました。東京藝大を卒業後もピアノを続けながら、最近ではチェンバロも勉強している姉はバッハやヘンデルのトリオソナタやヴァイオリン曲の伴奏、ソロでショパンの「舟歌」を演奏しました。
今年の11月に待望の孫(女の子、私にとっては大姪にあたります)が産まれ、色々な意味で姉は人生の収穫の時期を迎えているような気がします。不肖の弟ながら、姉の人生が実り豊かなものになることを祈って止みません。この日の演奏は、色々とミスタッチ等も目立ちましたが、まあ、何とか無事に終わり、私をホッとさせました。九州の実家からは母、そして東京、町田に住む叔母や大井町に住む叔従母も駆けつけてくれて、久しぶりの再会を喜び合いました。
そして、この週末の日曜には、ヴァイオリンを弾く知人のお嬢様のコンサートが横浜、山手の教会で開かれ、家内と二人で伺いました。こちらはクラシックの有名曲を、2台のヴァイオリンとチェロ、ソプラノが曲に応じて構成を替えながらの演奏でした。知人のお嬢様は私の長女と、幼稚園時代からとても仲良くして頂き、彼女がヴァイオリンを習っているのを知った次女がヴァイオリンを習い始めるきっかけになったという縁もあります。
こちらがコンサートが開かれた山手ロイストン教会。
こちらはコンサート開始前の様子。プロテスタントの教会とのことでしたが、とても素敵な教会でした。
この日はコンサートの後、知人夫婦と私達夫婦で中区麦田町のイタリアンレストラン「長靴をはいた猫」で会食し、思い出話に花を咲かせました。昔からの知人との食事はとても楽しかったです。
知人のお嬢様は東京音大を卒業後、今は一般企業に勤めながらも、ヴァイオリンを続けています。姉のコンサートも13回目、知人のお嬢様のコンサートも今回で14回目を迎えたとのこと。こうしてきちんと続けているところが立派だなあと感心します。これこそ音楽に対する愛情の深さの証かと思います。
ちなみに話は戻りますが、姉が開いたコンサートでトリオで演奏されたヘンデルのトリオソナタ 作品2-1は私の大好きな曲です。さっそくその日は家に帰ってから、音楽配信サービスの「Spotify」でオリジナル楽器による演奏を再度楽しみました。典雅で哀愁を帯びた曲調が素晴らしいですね。ヘンデルはコレッリの影響を強く受けたと聞いていますが(一方、バッハはヴィヴァルディの影響を強く受けています)、この曲などはコレッリの曲だと言われても通用しそうです。
また、知人のお嬢さんのコンサートでは「カッチーニのアヴェ・マリア」が演奏されました。この曲はイタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家であるジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini 1545~1618年)の名前が冠されていますが、実際はソビエトの音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73年)によって1970年頃に作曲された歌曲です。とはいえ、とても美しい曲です。
こちらはYoutubeにアップされているエリーナ・ガランチャ(Elīna Garanča 1976年~)による「カッチーニのアヴェ・マリア」
こうして、私は二つのコンサートをのんびりと楽しみました。姉のコンサートは発表会、かたや知人のお嬢様のコンサートはサロン・コンサートの趣きでしたが、どちらも私にとっては印象深いものとなりました。
今年の11月に待望の孫(女の子、私にとっては大姪にあたります)が産まれ、色々な意味で姉は人生の収穫の時期を迎えているような気がします。不肖の弟ながら、姉の人生が実り豊かなものになることを祈って止みません。この日の演奏は、色々とミスタッチ等も目立ちましたが、まあ、何とか無事に終わり、私をホッとさせました。九州の実家からは母、そして東京、町田に住む叔母や大井町に住む叔従母も駆けつけてくれて、久しぶりの再会を喜び合いました。
そして、この週末の日曜には、ヴァイオリンを弾く知人のお嬢様のコンサートが横浜、山手の教会で開かれ、家内と二人で伺いました。こちらはクラシックの有名曲を、2台のヴァイオリンとチェロ、ソプラノが曲に応じて構成を替えながらの演奏でした。知人のお嬢様は私の長女と、幼稚園時代からとても仲良くして頂き、彼女がヴァイオリンを習っているのを知った次女がヴァイオリンを習い始めるきっかけになったという縁もあります。
こちらがコンサートが開かれた山手ロイストン教会。
こちらはコンサート開始前の様子。プロテスタントの教会とのことでしたが、とても素敵な教会でした。
この日はコンサートの後、知人夫婦と私達夫婦で中区麦田町のイタリアンレストラン「長靴をはいた猫」で会食し、思い出話に花を咲かせました。昔からの知人との食事はとても楽しかったです。
知人のお嬢様は東京音大を卒業後、今は一般企業に勤めながらも、ヴァイオリンを続けています。姉のコンサートも13回目、知人のお嬢様のコンサートも今回で14回目を迎えたとのこと。こうしてきちんと続けているところが立派だなあと感心します。これこそ音楽に対する愛情の深さの証かと思います。
ちなみに話は戻りますが、姉が開いたコンサートでトリオで演奏されたヘンデルのトリオソナタ 作品2-1は私の大好きな曲です。さっそくその日は家に帰ってから、音楽配信サービスの「Spotify」でオリジナル楽器による演奏を再度楽しみました。典雅で哀愁を帯びた曲調が素晴らしいですね。ヘンデルはコレッリの影響を強く受けたと聞いていますが(一方、バッハはヴィヴァルディの影響を強く受けています)、この曲などはコレッリの曲だと言われても通用しそうです。
また、知人のお嬢さんのコンサートでは「カッチーニのアヴェ・マリア」が演奏されました。この曲はイタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家であるジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini 1545~1618年)の名前が冠されていますが、実際はソビエトの音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73年)によって1970年頃に作曲された歌曲です。とはいえ、とても美しい曲です。
こちらはYoutubeにアップされているエリーナ・ガランチャ(Elīna Garanča 1976年~)による「カッチーニのアヴェ・マリア」
こうして、私は二つのコンサートをのんびりと楽しみました。姉のコンサートは発表会、かたや知人のお嬢様のコンサートはサロン・コンサートの趣きでしたが、どちらも私にとっては印象深いものとなりました。
遅ればせながら、自室のノートパソコンをWindows10に無償アップグレードしました [●●を使っている]
前回に続いてデジタル話です。マイクロソフトによるWindows7の延長サポートの期限が来年2020年1月14日に迫る中、私と家内が夫々使っている2台のWindows7搭載のノートパソコンをどうするか対応を迫られていました。どちらもかなり古い機種だったこともあり、当初は買い換えを考えていたのですが、スマートフォンやタブレットで、ほぼ全ての事ができるようになった今、果たして今後、各々にパソコンが必要かどうかすら疑問となっていました。
とはいえ、年賀状ソフトを使っての印刷やスキャナーを利用してのフィルム写真の画像加工、スマートウォッチ等のデジタルデバイスの管理等においては、未だにパソコンが必要となることもあり、おいそれと無くしてしまうのも躊躇われます。それにしても、これだけのために何十万も出して、2台のパソコンを揃えるのは、どうしてもお金の無駄遣いのように思えて仕方がありません。さらに家内のノートパソコン(10年ほど前の東芝のDynabook)に至っては、パソコンの動作も遅いこともありますが、普段はなんでも、やりたいことはiPadで用が足りるため、現在は殆ど使っていない状況でして、買い換えたところで、これから家内が急にパソコンを使うようになるとは到底思えません。
家内とも相談した結果、恥ずかしながら、ふるさと納税の返礼品でノートパソコンを一台新たに用意することし、私と家内で共用で使えば良いのではとの結論に至りました。さっそく、長野県飯山市が返礼品でマウスコンピューターのノートパソコンを用意していることを知り、申込みました。これで家内の古いノートパソコンについては返礼品が到着次第、処分するつもりです。
問題は私が現在使っているノートパソコン(Let's note CF-N10 2011年春モデル)です(このノートパソコンの記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2015-09-21)。当初はWindows7延長サポート終了後はUbuntuでも入れてLinuxパソコンとして活用しようか等と考えていたのですが、良く考えてみるとCPUはCore i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz)、メモリーは4GB、ハードディスクも320GBありますので、Windows10を入れても十分動きそうです。ちょうどネットで、Windows10の無償アップグレードが2019年現在でも可能なことを知り、物は試し、さっそくインストールしてみることにしました。
パナソニックのノートパソコン「CF-N10」。さすがメイド・イン・ジャパン、これまで一度も故障もなく、動作はまったく問題ありません。
ネットには同じようにCF-N10をWindows10にアップグレードしたケースが色々と紹介されていましたので、それを参考にしながらWindows10をインストール後、SDカードを読み取れるようにドライバーをインストールしたり、ホイールパッド用のドライバーをインストールすると、もう終了です。昔はOSのアップグレードとなると、色々なトラブルにあったりして大変だったのですが、今はドライバー類がほとんど自動でインストールできるようになっていて、簡単にセットアップできるようになっていました(インストール中は何度も勝手に再起動したりと時間はかかりましたが、殆ど手を動かすことはありませんでした)。
CF-N10はWindows10(32bit version)環境下でも、まったく問題なく動いています。というか、前よりも動作がきびきびしているような気すらします。7、8年前のパソコンでもこうして使えることには本当に驚かされます。昔は5年も経たなくても新しいOSが出るたびにパソコンを買い換えていたのが嘘のようです。そういえば、私の持ち物のスマートフォン(Xperia XZ1 Compact SO-02K)、タブレット(iPad Air 2)、パソコンは全て、型落ちの古いものばかりですが、使っていて、何ら不便を覚えることはありません。本格的な5G時代が来ればさすがに状況は変わるかもしれませんが、こうしたデジタル機器の寿命が長くなっていることを実感します。
こうして、なんとか、家のパソコン(Windows7サポート終了)問題も解決しました。あとは(家内が主に使うであろう)返礼品のノートパソコンが到着するを待つだけです。
ふうっ、なんとか無事に年を越えることができそうです。(苦笑)
とはいえ、年賀状ソフトを使っての印刷やスキャナーを利用してのフィルム写真の画像加工、スマートウォッチ等のデジタルデバイスの管理等においては、未だにパソコンが必要となることもあり、おいそれと無くしてしまうのも躊躇われます。それにしても、これだけのために何十万も出して、2台のパソコンを揃えるのは、どうしてもお金の無駄遣いのように思えて仕方がありません。さらに家内のノートパソコン(10年ほど前の東芝のDynabook)に至っては、パソコンの動作も遅いこともありますが、普段はなんでも、やりたいことはiPadで用が足りるため、現在は殆ど使っていない状況でして、買い換えたところで、これから家内が急にパソコンを使うようになるとは到底思えません。
家内とも相談した結果、恥ずかしながら、ふるさと納税の返礼品でノートパソコンを一台新たに用意することし、私と家内で共用で使えば良いのではとの結論に至りました。さっそく、長野県飯山市が返礼品でマウスコンピューターのノートパソコンを用意していることを知り、申込みました。これで家内の古いノートパソコンについては返礼品が到着次第、処分するつもりです。
問題は私が現在使っているノートパソコン(Let's note CF-N10 2011年春モデル)です(このノートパソコンの記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2015-09-21)。当初はWindows7延長サポート終了後はUbuntuでも入れてLinuxパソコンとして活用しようか等と考えていたのですが、良く考えてみるとCPUはCore i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz)、メモリーは4GB、ハードディスクも320GBありますので、Windows10を入れても十分動きそうです。ちょうどネットで、Windows10の無償アップグレードが2019年現在でも可能なことを知り、物は試し、さっそくインストールしてみることにしました。
パナソニックのノートパソコン「CF-N10」。さすがメイド・イン・ジャパン、これまで一度も故障もなく、動作はまったく問題ありません。
ネットには同じようにCF-N10をWindows10にアップグレードしたケースが色々と紹介されていましたので、それを参考にしながらWindows10をインストール後、SDカードを読み取れるようにドライバーをインストールしたり、ホイールパッド用のドライバーをインストールすると、もう終了です。昔はOSのアップグレードとなると、色々なトラブルにあったりして大変だったのですが、今はドライバー類がほとんど自動でインストールできるようになっていて、簡単にセットアップできるようになっていました(インストール中は何度も勝手に再起動したりと時間はかかりましたが、殆ど手を動かすことはありませんでした)。
CF-N10はWindows10(32bit version)環境下でも、まったく問題なく動いています。というか、前よりも動作がきびきびしているような気すらします。7、8年前のパソコンでもこうして使えることには本当に驚かされます。昔は5年も経たなくても新しいOSが出るたびにパソコンを買い換えていたのが嘘のようです。そういえば、私の持ち物のスマートフォン(Xperia XZ1 Compact SO-02K)、タブレット(iPad Air 2)、パソコンは全て、型落ちの古いものばかりですが、使っていて、何ら不便を覚えることはありません。本格的な5G時代が来ればさすがに状況は変わるかもしれませんが、こうしたデジタル機器の寿命が長くなっていることを実感します。
こうして、なんとか、家のパソコン(Windows7サポート終了)問題も解決しました。あとは(家内が主に使うであろう)返礼品のノートパソコンが到着するを待つだけです。
ふうっ、なんとか無事に年を越えることができそうです。(苦笑)
普段使っているiPadにキーボードとマウスを接続して使い始めました [●●を使っている]
私は私物のデジタルデバイスとして、これまでノートパソコン、Chromebook、iPad、スマートフォンを用途に応じて使い分けてきました。ところが先日、外出時などにWeb閲覧、テキスト入力で気軽に使えるデバイスとして愛用していたChromebook(ASUS Chromebook Flip C100PA US版 メモリ4GM)が本体の電源入力端子の故障により、使えなくなってしまいました(このChromebook入手時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2018-05-20)。そこで、これまで主に日経新聞の閲覧、NBA動画の再生等のビューワーとして活用していたiPad(このiPadを使い始めた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-04-22)をChromebookの代わりとして、うまく活用できないか考え始めました。
iPadは、最新のOS( iPadOS 13.1以降)ではキーボードに加え、マウスも使えるようになったとのことで、私の使っている家内のお古のiPad Air2でも、この恩恵にあずかることができます。さっそく、(最近はあまり使っていなかった)手持ちのBluetoothキーボードであるポケモンキーボードと、新たに(Bluetooth、USBレシーバー両方に対応した)ワイヤレスマウス(ロジクール Pebble SE-M350OW)を手配し、ネットの情報を参考にしながら、接続とカスタマイズを行ってみました。
こちらが今回、新たに入手したワイヤレスマウス(ロジクール Pebble SE-M350OW)。静音性に優れており、薄型ながら使い勝手は良さそうです。
結果は難なく接続に成功、使い勝手もキーボードで、一部キー上に印字されている記号とは違う記号が入力されてしまうものの、慣れてしまえば、使用にはまったく問題ありません。これで家内のお古のiPadが「小型高性能モバイルPC」に変身しました。これは本当に便利です。今まで使っていたChromebookの代用品というよりか、むしろそれ以上の活用が期待できそうです。
iPadでキーボードとマウスが使えるようになり、本当に満足しています。さあ、これから、もっともっと、このお古のiPadを使い倒そうっと...(わくわく)
iPadは、最新のOS( iPadOS 13.1以降)ではキーボードに加え、マウスも使えるようになったとのことで、私の使っている家内のお古のiPad Air2でも、この恩恵にあずかることができます。さっそく、(最近はあまり使っていなかった)手持ちのBluetoothキーボードであるポケモンキーボードと、新たに(Bluetooth、USBレシーバー両方に対応した)ワイヤレスマウス(ロジクール Pebble SE-M350OW)を手配し、ネットの情報を参考にしながら、接続とカスタマイズを行ってみました。
こちらが今回、新たに入手したワイヤレスマウス(ロジクール Pebble SE-M350OW)。静音性に優れており、薄型ながら使い勝手は良さそうです。
結果は難なく接続に成功、使い勝手もキーボードで、一部キー上に印字されている記号とは違う記号が入力されてしまうものの、慣れてしまえば、使用にはまったく問題ありません。これで家内のお古のiPadが「小型高性能モバイルPC」に変身しました。これは本当に便利です。今まで使っていたChromebookの代用品というよりか、むしろそれ以上の活用が期待できそうです。
iPadでキーボードとマウスが使えるようになり、本当に満足しています。さあ、これから、もっともっと、このお古のiPadを使い倒そうっと...(わくわく)
仙台で購入したジャズ喫茶店案内の雑誌二誌について [本を読んでいる]
前の記事で、仙台に出張した時に、業務の合間に入った本屋さんで「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)と東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」の二冊の雑誌を購入したことを書きましたが、今回はこれらの雑誌について簡単に紹介したいと思います。
まず一冊目は「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)です。この本については以前、横浜の本屋さんで見つけ、迷ったすえに結局、購入しませんでした。その後、やはり買っておけば良かったと後悔しきりだったところ、今回、出張中に偶然見つけ、慌てて購入した次第です。表紙は今は亡き東京 高田馬場のジャズ喫茶店「Milestone」の店外から覗いた、マスターの織戸氏の写真です、以前、記事で書いたように「Milestone」は私にとって、大学生の頃からお世話になっていたお店です(そのことを書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-08-30)。その思い出もあって、この雑誌は手元に持っておきたいと思うようになりました。内容は、
「ジャズ批評」誌に2011年から田中伊佐資氏が連載している「アナログ・オーディオ ふらふらめぐり」のMOOK化。レコードを愛し、レコードをかけ続けているジャズ喫茶(カフェ、バー)約40店にスポットを当てた探訪記。店主が歩んできたこれまでの音楽人生、開店の動機や経緯、店のポリシー、オーディオやレコード・サウンドに対するこだわりを田中氏がリポートする。
写真は店内の様子はもちろん、お客さんが触れないオーディオやレコード・ジャケットにもクローズアップ。1店につき4ページで構成し、ジャズ、オーディオ、レコードなどが入り交じった立体的な展開は、まさにファンの心をジャストミートでくすぐる。ロングセラーを続けるONTOMO MOOK「音の見える部屋」がオーディオ・マニア編なら、本書はジャズ・スポット編!
(以上「Amazon」の内容紹介からの引用です)
というもので、本書には番外編で紹介されている一関市の「ベイシー」を含め(私が「ベイシー」を訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-05)37店のジャズ喫茶店(バー)が紹介されています。特筆すべきはただジャズ喫茶を紹介しているのではなく、それぞれの店主のジャズとオーディオに対する思いを、筆者の店主へのインタビューを通じてかなり詳しく知ることができる点です。読み物として面白いところがが良いですね。また写真も多く掲載されていて、見ているだけで楽しくなります。
私がまだ行ったこともないジャズ喫茶店も多く紹介されていて、興味を沸きたてられます。逆に、先に述べた「Milestone」や同じく東京 蒲田の「直立猿人」といった、もう数え切れないほど通った(ている)お店も紹介されていています。数えてみると37店中、10店ほどは(私が)行ったことがあるお店でした。とても面白いムック本です。お勧めですよ。
「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)
そしてもう一冊は東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」です。内容は、
全国屈指の名店や個性豊かな店が点在し、ジャズ喫茶巡りの醍醐味が味わえるエリア、東北。創刊号では、そのなかから東日本大震災という大災厄を乗り越えて営業を続けるそれぞれのジャズ喫茶の「いま」を、この2018年夏の取材をもとにお届けします。
(「JAZZ CITY.STORE」HPの紹介本文からの引用です)
というもので、発行は2018年11月25日となっていました。この45頁ほどの小冊子では岩手 陸前高田の「ジャズタイムジョニー」、宮城 気仙沼の「ヴァンガード」、同じく宮城 栗原の「カフェ・コロボックル」、宮城 名取の「コーヒー&セッション パブロ」の4店が多くの写真と共に紹介されています。日本で唯一の仮設店舗のジャズ喫茶店「ジャズタイムジョニー」を含め、どのお店も本当に魅力的です。どのお店も震災を経験し、それを乗り越え、逞しく営んでいらっしゃいます。
実は、この小冊子(値段は1000円)の最終頁、「巻末記」がとても役に立つ情報で溢れていて、必見の読み物となっています。東北のジャズ喫茶を巡る旅にでる人への最良のガイドブックではないでしょうか?これを読むと、2週間くらいの日程で、のんびりと東北のジャズ喫茶部巡りをしてみたくなります。興味のある方は是非、読んでみては如何でしょう?
「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」(JAZZ CITY)
今回は仙台で購入したジャズ喫茶店案内の雑誌2誌、「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)と東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」を紹介させて頂きました。「巻末記」によると、日本には、ジャズ喫茶やジャズバーが「絶滅危惧種」と言われながらも約600軒もあるそうです。その一軒一軒が日本の各地でそれぞれ独自の個性を持って、ひっそりと輝いています。これからも機会を見つけてジャズ喫茶店巡りをしようと、決意を新たにした次第です。
まず一冊目は「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)です。この本については以前、横浜の本屋さんで見つけ、迷ったすえに結局、購入しませんでした。その後、やはり買っておけば良かったと後悔しきりだったところ、今回、出張中に偶然見つけ、慌てて購入した次第です。表紙は今は亡き東京 高田馬場のジャズ喫茶店「Milestone」の店外から覗いた、マスターの織戸氏の写真です、以前、記事で書いたように「Milestone」は私にとって、大学生の頃からお世話になっていたお店です(そのことを書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-08-30)。その思い出もあって、この雑誌は手元に持っておきたいと思うようになりました。内容は、
「ジャズ批評」誌に2011年から田中伊佐資氏が連載している「アナログ・オーディオ ふらふらめぐり」のMOOK化。レコードを愛し、レコードをかけ続けているジャズ喫茶(カフェ、バー)約40店にスポットを当てた探訪記。店主が歩んできたこれまでの音楽人生、開店の動機や経緯、店のポリシー、オーディオやレコード・サウンドに対するこだわりを田中氏がリポートする。
写真は店内の様子はもちろん、お客さんが触れないオーディオやレコード・ジャケットにもクローズアップ。1店につき4ページで構成し、ジャズ、オーディオ、レコードなどが入り交じった立体的な展開は、まさにファンの心をジャストミートでくすぐる。ロングセラーを続けるONTOMO MOOK「音の見える部屋」がオーディオ・マニア編なら、本書はジャズ・スポット編!
(以上「Amazon」の内容紹介からの引用です)
というもので、本書には番外編で紹介されている一関市の「ベイシー」を含め(私が「ベイシー」を訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-05)37店のジャズ喫茶店(バー)が紹介されています。特筆すべきはただジャズ喫茶を紹介しているのではなく、それぞれの店主のジャズとオーディオに対する思いを、筆者の店主へのインタビューを通じてかなり詳しく知ることができる点です。読み物として面白いところがが良いですね。また写真も多く掲載されていて、見ているだけで楽しくなります。
私がまだ行ったこともないジャズ喫茶店も多く紹介されていて、興味を沸きたてられます。逆に、先に述べた「Milestone」や同じく東京 蒲田の「直立猿人」といった、もう数え切れないほど通った(ている)お店も紹介されていています。数えてみると37店中、10店ほどは(私が)行ったことがあるお店でした。とても面白いムック本です。お勧めですよ。
「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)
そしてもう一冊は東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」です。内容は、
全国屈指の名店や個性豊かな店が点在し、ジャズ喫茶巡りの醍醐味が味わえるエリア、東北。創刊号では、そのなかから東日本大震災という大災厄を乗り越えて営業を続けるそれぞれのジャズ喫茶の「いま」を、この2018年夏の取材をもとにお届けします。
(「JAZZ CITY.STORE」HPの紹介本文からの引用です)
というもので、発行は2018年11月25日となっていました。この45頁ほどの小冊子では岩手 陸前高田の「ジャズタイムジョニー」、宮城 気仙沼の「ヴァンガード」、同じく宮城 栗原の「カフェ・コロボックル」、宮城 名取の「コーヒー&セッション パブロ」の4店が多くの写真と共に紹介されています。日本で唯一の仮設店舗のジャズ喫茶店「ジャズタイムジョニー」を含め、どのお店も本当に魅力的です。どのお店も震災を経験し、それを乗り越え、逞しく営んでいらっしゃいます。
実は、この小冊子(値段は1000円)の最終頁、「巻末記」がとても役に立つ情報で溢れていて、必見の読み物となっています。東北のジャズ喫茶を巡る旅にでる人への最良のガイドブックではないでしょうか?これを読むと、2週間くらいの日程で、のんびりと東北のジャズ喫茶部巡りをしてみたくなります。興味のある方は是非、読んでみては如何でしょう?
「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」(JAZZ CITY)
今回は仙台で購入したジャズ喫茶店案内の雑誌2誌、「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)と東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」を紹介させて頂きました。「巻末記」によると、日本には、ジャズ喫茶やジャズバーが「絶滅危惧種」と言われながらも約600軒もあるそうです。その一軒一軒が日本の各地でそれぞれ独自の個性を持って、ひっそりと輝いています。これからも機会を見つけてジャズ喫茶店巡りをしようと、決意を新たにした次第です。
二泊三日で郡山と仙台に出張しました(3) [旅をしている]
郡山・仙台出張も三日目となりました。この日は、夕方の新幹線で東京に帰るだけという、私にとっては気楽な一日となります。朝、のんびりとホテルのチェックアウトを済ませた後、私は昨日、中古レコード店「Disknote」の女主人に教えて貰った期間限定で開催されているレコード・CD市を覗いてみようと、仙台駅前の商業施設「イービーンズ」の9Fに向かいました。
イービーンズに貼られていたレコード・CD市のポスター
ビルの開店直後に入ったせいか、客はまばらでしたが、大量の中古レコード(中古CDも)が出店している中古レコード店毎にジャンル別に並んでいます。さっそくクラシックとジャズを中心に私も掘り出し物を探し始めました。すると、ブラジルのポピュラーミュージック(MPB)を代表するシンガーであるイヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins 1945年~ )のブラジル盤(LP)を見つけました。値段は2,800円と、かなり強気の設定でしたが、彼のレコードは入手困難なことを考えると(購入するかどうか)悩ましいところです。今回の出張の思い出にと自分を納得させ(苦笑)、購入することとし、それ以外にもクラシック音楽の中古レコードを四枚(こちらは380円~680円/一枚程度)、結局五枚の中古レコードを購入しました。
こちらはレコード・CD市の様子。私と同じような世代の方が多かったです。
こちらが、この日ゲットした中古レコード。
その後、仙台駅へと向かいます。駅のコインロッカーに荷物を預け、Gパンのポケットにお財布とスマートフォンを入れ、片手にiPadという身軽な格好で新幹線に乗り込み、岩手県の一ノ関駅で下車しました。そうです。今回の私の目的は、一関市にある1970年から続く「日本一のジャズ喫茶」「日本一音の良い喫茶店」と言われる「ベイシー(BASIE)」を訪れることなのです。前の記事で、前日に仙台のジャズ喫茶店を訪れたことを書きましたが、その合間に近くの本屋さんで「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)と東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」の二冊の雑誌を購入して、パラパラとめくっているうちに「そうだっ、この機会を使って、前から一度は行きたいと思っていた「ベイシー」に行こう!」と決心したという訳です。
開店は1時からとのことですので、まだ時間はあります。ネットで調べてみると駅前に美味しいラーメン屋があるようです。さっそく、そのラーメン屋「丸長」でつけ麺を食べ(魚介系のスープが美味しかったです)、のんびり散策しながら「ベイシー」に向かいました。
こちらが昼食につけ麺を頂いた「丸長」。今度はラーメンを食べてみたいですね。
1時になったので、さっそく中に入ろうとしたのですがお店のマスターと思しき方から「まだなので待って」と言われ、外で待ち、なんとか1時半過ぎに中に入ることが出来ました。緊張します。ジャズ喫茶店でこんなに緊張したのは35年程前、大学生のときに故 吉田衛氏がマスターだった頃の横浜のジャズ喫茶店の名店「ちぐさ」に初めて入った時以来です。コーヒーとお茶受けのお菓子を食べながら、大きなJBLのスピーカーから流れる音に耳を傾けました。
一関市のジャズ喫茶店「ベイシー(BASIE)」(一関市地主町7-17)の外観
お店の入り口に掲げられたプレート。歴史を感じさせます。
トミーフラナガンのピアノトリオがかかっていましたが、噂にきくほど大きな音ではありません。こんなものかなぁなどと思っていたら次のレコードからは一気に爆音となりました。開店直後ということで最初はどうもアンプ、スピーカーの慣らしだったようです。いやぁ、本当に素晴らしい音です。圧倒されます。これが一度は行ってみたいと思っていた「日本一音の良い喫茶店」の音なのかと、感慨を深くしました。
ふと、左側の大きな木製の(目算ですが、多分レコード3000~4000枚程が収められている)レコード棚を見ると、右上に「hisamitsu noguchi」の彫り込みがされています。著名な映画、ジャズ、ミュージカル評論家。画家、グラフィックデザイナーでもあった故 野口久光氏のレコードコレクションが飾られているようです。この「ベイシー」ですが、前日訪れた仙台の「カウント(Jazz Spot Count)」とは、まったく経営は別ながら、たしか兄弟店と聞いています。二店あわせてカウント・ベイシーという訳です。暫く座っていると、今度は、なんとジョン・コルトレーンが1962年に発表した名盤の誉れ高い「バラード」がかかりました。実は私、このレコードをこれまで、コルトレーンの遺した数あるレコードの中では、どちらかというと不得手としていたのですが、こうして聴いてみると、本当に素晴らしい演奏です。思わず、目を閉じてじっくりとコルトレーンの奏でる音楽に耳を傾けました。
ジョン・コルトレーン「バラード」
その後も「ベイシー」では色々なレコードがかかりました。その後、マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich 1901~1992年)のライブ音源(10inch盤)がかかり、私を驚かせました。最後に聴いた1969年にフィニアス・ニューボーンJr. がレイ・ブラウン、エルヴィン・ジョーンズとのピアノトリオ「ハーレム・ブルース」は、いかにもジャズ喫茶で聴くには最高のレコードで、私を喜ばせました。しかし、本当に素晴らしい音です。ただただJBLを大音量で鳴らしたというレベルの音ではまったくないですね。なんというか、緻密に練り上げられた最高の音でジャスを聴かせてくれます。店内の雰囲気といい、素晴らしいジャズ喫茶店です。
フィニアス・ニューボーンJr.「ハーレム・ブルース」
もう、東京に帰らなければならない時間が迫ってきました。コーヒー代1000円を払って店を後にしました。私が店内に居たのはわずか1時間半程度でしたが、「ベイシー」は私に強烈な印象を残しました。もう、一週間が経とうとしていますが、今でも頻繁にあの時のことを思い出します。もう一度行きたい、できれば一週間位、一関市に滞在して毎日「ベイシー」で時を過ごしてみたい等と夢想したりします。
「ベイシー」の入り口にある置き看板。誰のデザインかは分かりンせんが、味のある繊細なデザインです。「ジャズと喫茶とオーディオ」によると「スピーカーは自作のエンクロージェアにJBLのウーファー2220Bをダブルでマウント。中高域は375ドライバに075トゥイーターを使用。なおプレーヤーはリンLP12+SME3009Ⅱ、カートリッジはシェアV15 TYPEⅢ。プリアンプがJBLのSG520、マルチで駆動するパワーアンプは同SE400S」(雑誌の本文からの引用)というシステム構成だそうです。ただ揃えたというレベルではまったくなく、きちんと精緻にチューンアップされているところが何と言っても素晴らしいです。
私がジャズ音楽に接し始めてから、もう40年近くの年月が経とうとしていますが、その中でも一二を争う、大切にしたいと思える素敵な経験でした。
イービーンズに貼られていたレコード・CD市のポスター
ビルの開店直後に入ったせいか、客はまばらでしたが、大量の中古レコード(中古CDも)が出店している中古レコード店毎にジャンル別に並んでいます。さっそくクラシックとジャズを中心に私も掘り出し物を探し始めました。すると、ブラジルのポピュラーミュージック(MPB)を代表するシンガーであるイヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins 1945年~ )のブラジル盤(LP)を見つけました。値段は2,800円と、かなり強気の設定でしたが、彼のレコードは入手困難なことを考えると(購入するかどうか)悩ましいところです。今回の出張の思い出にと自分を納得させ(苦笑)、購入することとし、それ以外にもクラシック音楽の中古レコードを四枚(こちらは380円~680円/一枚程度)、結局五枚の中古レコードを購入しました。
こちらはレコード・CD市の様子。私と同じような世代の方が多かったです。
こちらが、この日ゲットした中古レコード。
その後、仙台駅へと向かいます。駅のコインロッカーに荷物を預け、Gパンのポケットにお財布とスマートフォンを入れ、片手にiPadという身軽な格好で新幹線に乗り込み、岩手県の一ノ関駅で下車しました。そうです。今回の私の目的は、一関市にある1970年から続く「日本一のジャズ喫茶」「日本一音の良い喫茶店」と言われる「ベイシー(BASIE)」を訪れることなのです。前の記事で、前日に仙台のジャズ喫茶店を訪れたことを書きましたが、その合間に近くの本屋さんで「ジャズと喫茶とオーディオ」(音楽の友社)と東北のジャズ喫茶店の案内本である「GATEWAY TO JAZZ KISSA VOL.1」の二冊の雑誌を購入して、パラパラとめくっているうちに「そうだっ、この機会を使って、前から一度は行きたいと思っていた「ベイシー」に行こう!」と決心したという訳です。
開店は1時からとのことですので、まだ時間はあります。ネットで調べてみると駅前に美味しいラーメン屋があるようです。さっそく、そのラーメン屋「丸長」でつけ麺を食べ(魚介系のスープが美味しかったです)、のんびり散策しながら「ベイシー」に向かいました。
こちらが昼食につけ麺を頂いた「丸長」。今度はラーメンを食べてみたいですね。
1時になったので、さっそく中に入ろうとしたのですがお店のマスターと思しき方から「まだなので待って」と言われ、外で待ち、なんとか1時半過ぎに中に入ることが出来ました。緊張します。ジャズ喫茶店でこんなに緊張したのは35年程前、大学生のときに故 吉田衛氏がマスターだった頃の横浜のジャズ喫茶店の名店「ちぐさ」に初めて入った時以来です。コーヒーとお茶受けのお菓子を食べながら、大きなJBLのスピーカーから流れる音に耳を傾けました。
一関市のジャズ喫茶店「ベイシー(BASIE)」(一関市地主町7-17)の外観
お店の入り口に掲げられたプレート。歴史を感じさせます。
トミーフラナガンのピアノトリオがかかっていましたが、噂にきくほど大きな音ではありません。こんなものかなぁなどと思っていたら次のレコードからは一気に爆音となりました。開店直後ということで最初はどうもアンプ、スピーカーの慣らしだったようです。いやぁ、本当に素晴らしい音です。圧倒されます。これが一度は行ってみたいと思っていた「日本一音の良い喫茶店」の音なのかと、感慨を深くしました。
ふと、左側の大きな木製の(目算ですが、多分レコード3000~4000枚程が収められている)レコード棚を見ると、右上に「hisamitsu noguchi」の彫り込みがされています。著名な映画、ジャズ、ミュージカル評論家。画家、グラフィックデザイナーでもあった故 野口久光氏のレコードコレクションが飾られているようです。この「ベイシー」ですが、前日訪れた仙台の「カウント(Jazz Spot Count)」とは、まったく経営は別ながら、たしか兄弟店と聞いています。二店あわせてカウント・ベイシーという訳です。暫く座っていると、今度は、なんとジョン・コルトレーンが1962年に発表した名盤の誉れ高い「バラード」がかかりました。実は私、このレコードをこれまで、コルトレーンの遺した数あるレコードの中では、どちらかというと不得手としていたのですが、こうして聴いてみると、本当に素晴らしい演奏です。思わず、目を閉じてじっくりとコルトレーンの奏でる音楽に耳を傾けました。
ジョン・コルトレーン「バラード」
その後も「ベイシー」では色々なレコードがかかりました。その後、マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich 1901~1992年)のライブ音源(10inch盤)がかかり、私を驚かせました。最後に聴いた1969年にフィニアス・ニューボーンJr. がレイ・ブラウン、エルヴィン・ジョーンズとのピアノトリオ「ハーレム・ブルース」は、いかにもジャズ喫茶で聴くには最高のレコードで、私を喜ばせました。しかし、本当に素晴らしい音です。ただただJBLを大音量で鳴らしたというレベルの音ではまったくないですね。なんというか、緻密に練り上げられた最高の音でジャスを聴かせてくれます。店内の雰囲気といい、素晴らしいジャズ喫茶店です。
フィニアス・ニューボーンJr.「ハーレム・ブルース」
もう、東京に帰らなければならない時間が迫ってきました。コーヒー代1000円を払って店を後にしました。私が店内に居たのはわずか1時間半程度でしたが、「ベイシー」は私に強烈な印象を残しました。もう、一週間が経とうとしていますが、今でも頻繁にあの時のことを思い出します。もう一度行きたい、できれば一週間位、一関市に滞在して毎日「ベイシー」で時を過ごしてみたい等と夢想したりします。
「ベイシー」の入り口にある置き看板。誰のデザインかは分かりンせんが、味のある繊細なデザインです。「ジャズと喫茶とオーディオ」によると「スピーカーは自作のエンクロージェアにJBLのウーファー2220Bをダブルでマウント。中高域は375ドライバに075トゥイーターを使用。なおプレーヤーはリンLP12+SME3009Ⅱ、カートリッジはシェアV15 TYPEⅢ。プリアンプがJBLのSG520、マルチで駆動するパワーアンプは同SE400S」(雑誌の本文からの引用)というシステム構成だそうです。ただ揃えたというレベルではまったくなく、きちんと精緻にチューンアップされているところが何と言っても素晴らしいです。
私がジャズ音楽に接し始めてから、もう40年近くの年月が経とうとしていますが、その中でも一二を争う、大切にしたいと思える素敵な経験でした。
二泊三日で郡山と仙台に出張しました(2) [旅をしている]
郡山から仙台に移動して、早めの昼食を済ますと、その日の午後4時からの打ち合わせまで、ぽっかりと時間が空いてしまいました。そこで同行者とはここで一旦別れ、単独行動をすることとなりました。
ホテルに荷物を預け、すぐに外出しました。目指すはいつものように中古レコード屋です(苦笑)。杜の都仙台にも何軒か中古レード屋があります。さっそくホテルからほど近い中古レコード屋「Disknote」を訪れました。ここは雑居ビルの3Fにあり、クラシック音楽はそれほどではないものの、ジャズやロック、ポップスの中古(新品)レコードを多く取り扱っています。一通り物色した後、アメリカのジャズ・サックス奏者のフィル・ウッズ(Phil Woods 1931~2015年)が、60年代末にヨーロッパで結成したヨーロピアン・リズムマシンの円熟期のライヴを収録した「モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン」の米直輸入日本発売盤(日本語ライナーノーツ付)のほぼ新品同様の中古盤を購入しました。
こちらが今回訪れた「Disknote」(仙台市青葉区本町2-19-9クリスタルパレス本町ビル3F)
このレコードは、昔、大学生時代に東京のジャズ喫茶店巡りをしていた時に聴いて、感銘を受けたレコードです。ここぞとばかり吹きまくるフィル・ウッズと脇を固めるヨーロピアン・リズムマシンの知性溢れる演奏の妙が聴きどころですね。私はフィル・ウッズのレコードを何枚か持っているのですが、(今のところ)この演奏が一番素晴らしいと思います(私の周りには、彼の代表作として「Alive And Well In Paris」を挙げる人が多いのですが、私見ながら、こちらの方が良いと思います)。
「モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン」
お店で支払いを済ませていると、店の女主人から話しかけられ、東京から出張で仙台に来ていること、いつも出張先で時間があれば中古レコード屋巡りをしていること等を話したところ、中古レコード屋だと仙台よりも盛岡の方が、数も多く充実しているとのことでした。そして、ちょうど仙台駅前の商業施設「イービーンズ」で日本各地の中古レコード屋が一度に出品するレコード・CD市が開かれていることを教えてくれました。
この(教えて頂いた)レコード・CD市には、翌日に行くこととし、その後、もう一店の中古レコード屋である「仙台レコードライブラリー」まで早足で向かいました。このお店はクラシック・ジャズの希少盤を含めた大量の在庫を誇るお店でしたが、値付けが高く、私のような中古レコードを格安で入手することを楽しみにしているような貧乏人には到底手がだせない高価なものばかりで、ほうほうの体でお店を出ることとなりました(泣)。
「仙台レコードライブラリー」(仙台市青葉区二日町16-20 二日町ホームプラザ1F)
これで、この日の中古レコード屋巡りは終了、もう午後2時近くになっています。私は急いで、この日、もう一つの目的である、とあるジャズ喫茶店に向かうこととしました。それは1971年から続く老舗のジャズ喫茶店「Jazz Spot Count」です。お店は2時からオープンとということだったのですが、2時過ぎに着いたものの、まだ開いておらず(汗)、結局2時半過ぎに何とか入店することができました。
ジャズ喫茶店「Jazz Spot Count」(仙台市青葉区一番町4-5-4)
このジャズ喫茶店は、前回、約5年前に仙台に出張した時に訪れたお店です(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-01-17)。外観含め、お店は前回とまったく変わっておらず、私を安心させました。ジョン・コルトレーンの「Soultrane」のB面、スタンゲッツとディジー・ガレスピー の共演盤である「Diz & Getz」そしてローランド・ハナのトリオ等を聴くと、もう打ち合わせの時間です。私は慌てて店を飛び出し、打ち合わせの場所へと向かいました。
ジョン・コルトレーン「Soultrane」
スタンゲッツとディジー・ガレスピー の共演盤「Diz & Getz」
訪問先と打ち合わせをし、幹部達との宴席を終えると、もう既に夜遅くなってはいたものの、私にとっては貴重なフリーの時間です。そこで今度は、一度行ってみたいと思っていたジャズ・バーに向かいました。訪れたのは「jazz time KELLY」です。ここは雑居ビルの4Fにある、1979年から続くバーでして、真空管アンプから流れるジャズはホッとした気分にさせてくれます。優しく、落ち着いた感じのマスターと話しながら、お酒を楽しむことができました。
「jazz time KELLY」(仙台市青葉区国分町2-8-1 18ビル4F )。一見入りにくい感じがしますが、中はとても親しみやすいお店でした。
こうして、なんとか、バタバタではありますが仙台の中古レコード屋とジャズ喫茶(バー)を楽しむことができました。翌日は夕方の新幹線で東京に帰るだけの予定です。朝から夕方まで、どう過ごすか? 実は、私には以前から、どうしても一度は行ってみたい場所がありました(続く)。
ホテルに荷物を預け、すぐに外出しました。目指すはいつものように中古レコード屋です(苦笑)。杜の都仙台にも何軒か中古レード屋があります。さっそくホテルからほど近い中古レコード屋「Disknote」を訪れました。ここは雑居ビルの3Fにあり、クラシック音楽はそれほどではないものの、ジャズやロック、ポップスの中古(新品)レコードを多く取り扱っています。一通り物色した後、アメリカのジャズ・サックス奏者のフィル・ウッズ(Phil Woods 1931~2015年)が、60年代末にヨーロッパで結成したヨーロピアン・リズムマシンの円熟期のライヴを収録した「モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン」の米直輸入日本発売盤(日本語ライナーノーツ付)のほぼ新品同様の中古盤を購入しました。
こちらが今回訪れた「Disknote」(仙台市青葉区本町2-19-9クリスタルパレス本町ビル3F)
このレコードは、昔、大学生時代に東京のジャズ喫茶店巡りをしていた時に聴いて、感銘を受けたレコードです。ここぞとばかり吹きまくるフィル・ウッズと脇を固めるヨーロピアン・リズムマシンの知性溢れる演奏の妙が聴きどころですね。私はフィル・ウッズのレコードを何枚か持っているのですが、(今のところ)この演奏が一番素晴らしいと思います(私の周りには、彼の代表作として「Alive And Well In Paris」を挙げる人が多いのですが、私見ながら、こちらの方が良いと思います)。
「モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン」
お店で支払いを済ませていると、店の女主人から話しかけられ、東京から出張で仙台に来ていること、いつも出張先で時間があれば中古レコード屋巡りをしていること等を話したところ、中古レコード屋だと仙台よりも盛岡の方が、数も多く充実しているとのことでした。そして、ちょうど仙台駅前の商業施設「イービーンズ」で日本各地の中古レコード屋が一度に出品するレコード・CD市が開かれていることを教えてくれました。
この(教えて頂いた)レコード・CD市には、翌日に行くこととし、その後、もう一店の中古レコード屋である「仙台レコードライブラリー」まで早足で向かいました。このお店はクラシック・ジャズの希少盤を含めた大量の在庫を誇るお店でしたが、値付けが高く、私のような中古レコードを格安で入手することを楽しみにしているような貧乏人には到底手がだせない高価なものばかりで、ほうほうの体でお店を出ることとなりました(泣)。
「仙台レコードライブラリー」(仙台市青葉区二日町16-20 二日町ホームプラザ1F)
これで、この日の中古レコード屋巡りは終了、もう午後2時近くになっています。私は急いで、この日、もう一つの目的である、とあるジャズ喫茶店に向かうこととしました。それは1971年から続く老舗のジャズ喫茶店「Jazz Spot Count」です。お店は2時からオープンとということだったのですが、2時過ぎに着いたものの、まだ開いておらず(汗)、結局2時半過ぎに何とか入店することができました。
ジャズ喫茶店「Jazz Spot Count」(仙台市青葉区一番町4-5-4)
このジャズ喫茶店は、前回、約5年前に仙台に出張した時に訪れたお店です(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-01-17)。外観含め、お店は前回とまったく変わっておらず、私を安心させました。ジョン・コルトレーンの「Soultrane」のB面、スタンゲッツとディジー・ガレスピー の共演盤である「Diz & Getz」そしてローランド・ハナのトリオ等を聴くと、もう打ち合わせの時間です。私は慌てて店を飛び出し、打ち合わせの場所へと向かいました。
ジョン・コルトレーン「Soultrane」
スタンゲッツとディジー・ガレスピー の共演盤「Diz & Getz」
訪問先と打ち合わせをし、幹部達との宴席を終えると、もう既に夜遅くなってはいたものの、私にとっては貴重なフリーの時間です。そこで今度は、一度行ってみたいと思っていたジャズ・バーに向かいました。訪れたのは「jazz time KELLY」です。ここは雑居ビルの4Fにある、1979年から続くバーでして、真空管アンプから流れるジャズはホッとした気分にさせてくれます。優しく、落ち着いた感じのマスターと話しながら、お酒を楽しむことができました。
「jazz time KELLY」(仙台市青葉区国分町2-8-1 18ビル4F )。一見入りにくい感じがしますが、中はとても親しみやすいお店でした。
こうして、なんとか、バタバタではありますが仙台の中古レコード屋とジャズ喫茶(バー)を楽しむことができました。翌日は夕方の新幹線で東京に帰るだけの予定です。朝から夕方まで、どう過ごすか? 実は、私には以前から、どうしても一度は行ってみたい場所がありました(続く)。
二泊三日で郡山と仙台に出張しました(1) [旅をしている]
先週の水曜日から二泊三日で郡山と仙台に出張しました。私にとって郡山は初めて、仙台もほぼ6年ぶりの訪問となります。短い日程ながらも、久しぶりの国内出張ということで、気楽な気分で向かいました。
郡山は、一見する限り典型的な地方都市といった趣でしたが、福島県内で最大の経済規模と人口を誇る都市です。業務を終え、夜、訪問先の幹部達と夜の宴席を囲みながら、(震災からの復興を目指している)福島ならではの色々な話を聞きました。
福島といえば、何と言っても酒どころです。多くの酒蔵(61の酒造所)があり、全国新酒鑑評会「金賞受賞数7年連続日本一」を達成したとのこと。さっそくお勧めの日本酒を頂いたのですが、私が一番気に入った日本酒は一歩己(いぶき)というお酒でした。豊國酒造という、200年以上の歴史を誇る、阿武隈山峡にある小さな町の酒蔵が作っているお酒ということでしたが、少し甘めで飲みやすく、お酒の旨さをしっかりと味わうことができて、私の好みにぴったりでした。
こちらは純米原酒 火入れ 「一歩己(いぶき)」東豊国 720ml。この日、私が飲んだ一歩己かどうかは不明ながらも、お店の冷蔵庫にはこのお酒の一升瓶があったかと思います。
翌日は午前中に仙台に移動し、同行者がお勧めの牛タン屋「牛たん 太助 分店」で早めの昼食を頂きました。テールスープの優しい味、そして柔らかい牛タン焼といい、これは素晴らしいですね。牛タンを食べるためだけに仙台に一人で遊びに行き、その日に四食も牛タンを食べて日帰りで帰ったこともあるという猛者の同行者が薦めるだけのことはあります。
こちらがこの日、訪れた「牛たん 太助 分店」
こうして私は福島の日本酒と仙台の牛タンを満喫しました(続く)。
郡山は、一見する限り典型的な地方都市といった趣でしたが、福島県内で最大の経済規模と人口を誇る都市です。業務を終え、夜、訪問先の幹部達と夜の宴席を囲みながら、(震災からの復興を目指している)福島ならではの色々な話を聞きました。
福島といえば、何と言っても酒どころです。多くの酒蔵(61の酒造所)があり、全国新酒鑑評会「金賞受賞数7年連続日本一」を達成したとのこと。さっそくお勧めの日本酒を頂いたのですが、私が一番気に入った日本酒は一歩己(いぶき)というお酒でした。豊國酒造という、200年以上の歴史を誇る、阿武隈山峡にある小さな町の酒蔵が作っているお酒ということでしたが、少し甘めで飲みやすく、お酒の旨さをしっかりと味わうことができて、私の好みにぴったりでした。
こちらは純米原酒 火入れ 「一歩己(いぶき)」東豊国 720ml。この日、私が飲んだ一歩己かどうかは不明ながらも、お店の冷蔵庫にはこのお酒の一升瓶があったかと思います。
翌日は午前中に仙台に移動し、同行者がお勧めの牛タン屋「牛たん 太助 分店」で早めの昼食を頂きました。テールスープの優しい味、そして柔らかい牛タン焼といい、これは素晴らしいですね。牛タンを食べるためだけに仙台に一人で遊びに行き、その日に四食も牛タンを食べて日帰りで帰ったこともあるという猛者の同行者が薦めるだけのことはあります。
こちらがこの日、訪れた「牛たん 太助 分店」
こうして私は福島の日本酒と仙台の牛タンを満喫しました(続く)。